子どもは成長するにつれて叱る機会が増えますよね。しかし、子どもによっては、ガミガミ叱っても効果がない場合も多くあります。
・大声で注意しても聞かない、ますますエスカレートする
・あまりにもいうことを聞いてくれないので、感情的になってしまう
・こっちは本当に怒っているのにヘラヘラしていて伝わっていないように感じる
・何も聞いてくれないから常に怒っているような状態になってしまう
など、ママの悩みは深刻なんです。そこで今回は、そんなママのためにガミガミ言っても聞かない子どもへの叱り方をご紹介します。
- 怒り以外に感じている不安や心配、悲しさなどの感情をそのまま伝える
怒っているのは子どもが心配だったり、不安だったりするからではないでしょうか?怒りをぶつけると子どもは聞いてくれません。しかし、感じていることを素直に言葉にすると心に響きます。この気持ちを表すためには感情的な方がよく効きます。伝える際には、顔もポイントですよ!怒っている顔よりも、悲しそうな顔の方が伝わりやすいです。
- 困った行動に怒りたくなったら一呼吸おく
何度も同じ注意をしているのに直らない困った行動、急いでいるときにぐずられたりするとイラっとして声を荒げそうになってしまいますよね。声を荒げても効果がないと、大きな声を出す親も疲れてしまいます。困った行動が人に迷惑をかけたり、危険だったりしない場合は、一度その場から離れて深呼吸しましょう。親が心を落ち着けてから話しかけるようにすれば、落ち着いて話ができます。落ち着いて話した方が、伝わりやすい場合もありますよ!
- 叱る内容を絞る
大きな声で怒鳴ったり、口うるさくギャンギャン言うのは親もたいへん疲れますよね。「危険なとき」「人に迷惑をかけるとき」と「いたずら」「失敗」を同じように叱っていたら、伝わりにくくなってしまいます。危なくないいたずらや失敗などは、きつく叱らずに諭すイメージで叱ってみては?本当にしてはいけないことが伝わりやすいですよ!大目に見てもそのまま野放しにするのではなく、困る理由や気持ちを落ち着いた口調で話しましょう。
- 短い言葉で抑止する
危険な行為や人に迷惑をかける行為は「危ない!」「いけません」と短い言葉でまず抑止しましょう。子どもにはその方が簡潔で伝わりやすいです。言葉だけで抑止できないのであれば、抱きとめたり手を握ったりするなどして、行動で抑止するのがいいですね。
- 落ち着いて子どもの目を見て注意する
子どもの目線に合わせて意識をこちらに向けましょう。そうすることで、子どもに伝わりやすくなります。子どもが目を合わせてくれない場合は、子どもの前にしゃがんでこちらから目を合わせましょう。
- 受け入れる姿勢を見せる
まずは、なぜ困った行動をしたのか理由を聞きましょう。おうむ返しでOKなので「〇〇だったんだね」と応えてあげてください。子どもが「受け入れられている」と感じさせることが重要です。自己肯定感も育てられ、子どももこちらの話を素直に聞いてくれます。そうすると、注意に対して素直な反応が返ってくるようになりますよ!本当に叱りたいときは、子どもの言葉を受け入れてから静かに叱るのが、一番効果があります。
- やってはいけないことは?
・怒りの感情をぶつける
怒りの感情をぶつけるというのは、怒っている感情だけで言葉を発することです。頭に思い浮かんだことをそのまま発してしまいがちになり、過去のことを持ち出してしまい「今怒りたいこと」がわからなくなってしまいます。怒られてばかりの子は、自分は愛されていないと思い込んでしまうこともありますので、感情をぶつけるだけでは伝わりません。
・大声で怒る
感情が爆発すると、大きな声を出してしまうこともあるかもしれません。しかし、大声で怒鳴ることは、子どもを委縮させてしまうだけです。何が悪かったのか、どうすればよかったのかなど、話の内容は聞けていないことがほとんどです。いつもビクビクした子になってしまう危険もありますので、注意が必要ですね。
・しょっちゅう怒る
適切な叱り方をしていても、しょっちゅう同じように叱っていては子どもも慣れてしまいます。叱られることを軽んじてしまい、叱っても聞かなくなってしまうのです。
- まとめ
本当に怒る必要がある時はどんな時でしょうか?危ないことをしていて不安があったり、人に迷惑をかけているときなどが多いですよね。本当に怒る時は、怒る原因となった感情をストレートに伝えてみてください。子どもの親の悲しむ姿は見たくありません。ギャンギャン言うだけで効かない子には、情に訴える方法が効く場合もあります。親の悲しむ姿を見せると子どもは焦って言うことを聞くかもしれませんよ!「なんか悪いことしちゃったな」と感じさせるのがポイントです。自らの行為に反省を促すきっかけになりそうですね。