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普通級と支援学級両方で学習する子どもの進路を決める基準とは?

投稿日:2017年2月10日 更新日:

発達障害など何らかの障害を持つ子どもは、
昔に比べて増加傾向にあります。

そんな障害を持つ子どもが通う「特別支援学級」は、
普通の学校に併設されている、障害を持つ子どもを支援するためのクラスです。

「特別支援学級」の生徒は「特別支援学校」へ通う生徒とは違い、
受けられる授業は普通級の子どもたちと一緒に学習出来る
というのが大きなメリットの1つですよね。

だからこそ、
あえて普通学校の支援学級に入れている
という親も多いはずです。

しかし、
そんな親たちにもたくさんの悩みが……

  • 一般的に公立中学の支援知的クラスでは小学校の復習をやるが、それでは勉強が遅れてしまうのではないか?
  • 知的クラスから情緒クラスへ移動出来るのか?
  • 夏休みの宿題が普通級の子どもと同じだし、一番苦手な科目の宿題も普通級の子どもと同じなのはなぜか?

など、その悩みは子どもの障害や特性によって様々です。

そこで今回は、
特別支援学級クラスの子どもを持つ親として、
確認しておきたいことをまとめてみました!

学校教育法など、制度を勉強する

障害を持っている子どもの親は、
障害についての行政の制度を勉強する機会も多いかと思います。

しかし、
場合によってはその学んだ知識と、
学校側や就学指導委員会の中での制度が異なる場合も少なくありません。

親の認識と行政の制度が異なった場合に、
就学先に関しての問題が起きてしまうのです。

自治体によって違うかもしれませんが、
情緒支援学級への在籍については、
発達障害の診断がないとできない場合が多いです。

学校教育法では、子どもの進学先について
学校側と保護者の意見と異なった就学となった場合でも
法令上は特に問題がありません。

親の意見や要望を聞く必要はもちろんありますが、
子どもの様子や将来を見据えての進学先として就学委員会は決めているため、
親が不本意である場合は異議申し立てをすることが出来ます。

知的障害クラス、情緒クラスの特徴や対象の子ども、学習内容を確認する

知的障害学級では、
学年通りの学習についていけない場合、
下学年の学習をする場合もあります。

一方、情緒クラスでは学年通りの学習が主になりますが、
子どもの理解出来る方法に応じて、
教え方を変える場合もあるなどその対応は様々です。

同じように思えても対応方法には違いがありますから、
子どもの現状に合わせた対応が出来るクラスに在籍することが大事です。

障害の状態が変われば、
それに応じた特別支援学級に変わることが出来るので、
担任と相談してみると良いですよ。

対人関係に問題があって
クラス内で問題を起こすといった理由であれば、
情緒クラスでの学習は可能です。

しかし、
勉強についていけない場合は、
知的障害クラスでの対応になることもあります。

IQが70〜75と低く(※IQの平均値は一般的には100)、
一部の授業についていけない場合は、
どうしても知的障害クラスでの対応になることが多いようです。

普通高校へ行きたいなら、普通級と同じ宿題をする

高校進学すると、
苦手科目でも単位を取らないと進級・卒業出来ません。

そのため、普通級の学習についていく必要があります。

もしかしたら、交流教育している科目では、
普通級の宿題と同じものを渡されただけかもしれないので、
一度教科担任に確認してみるのも良いかもしれません。

家庭学習で足りないところを補うという意味でも、
しっかりと宿題に取り組んでみるといいでしょう。

やってはいけないこと

子どもの実態とは違う進学や学級の移動

障害のある子どもにとっては、
普通級での授業にはついていけないことももちろんあります。

情緒クラスでの対応で追いつく場合は問題ありませんが、
知的障害クラスでの対応が望ましい子どもに、
親や学校側の意見を無理矢理押し付けるやり方はいけません。

常に子どもの障害の程度をきちんと把握し、
学校側と連携をとりながら進路について決めましょう。

子どもの高校卒業後を考えない

親は今の子どもの状態を見て、
「高校進学」を第一関門として考えがちです。

出来れば普通高校へ進学してほしいと願うのも、
親としては普通の感情ですよね。

でも、実際に大変なのは高校を卒業してからです。

高校生活なんて長い人生のたった3年間。

ほんの一瞬にしか過ぎません。

きちんと卒業後の進路も考えながら、
将来を見据えた選択をすることを心がけてあげてくださいね。

まとめ

通常学級と特別支援学級両方で
学習している子どもを持っている親はたくさんいます。

そしてそのどの親も、
進学を含めた進路に関してはとても悩んでいるんです。

進学や、勉強するクラスの選択は、
やはり第一に子どもが学校の勉強についていけるかが重要になります。

目指すところが高ければ高い程、
それに向けての勉強量は増えてきますので、

  • 子どもがどのくらい勉強についていけるのか
  • 学習することが好きなのか

を見極めてあげることが大事です。

子どもが将来きちんと社会に出て輝けることが、
親として一番の願いなのではないでしょうか?

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