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自閉症の子供だから必ず特別支援学校に入学する事になるの?特別支援学校にはどんな基準があるの?

投稿日:2017年2月4日 更新日:

子どもの発達障害などで進学する学校を悩むお母さんはたくさんいると思います。

昔に比べて、発達障害や自閉症スペクトラムと診断される子どもは、増えましたよね。

そして障害の程度は子どもによって本当に様々です。

・自閉症だと特別支援学校の対象になるか
・どの程度の判断で特別支援学校へ行くのか、障害の程度はどのくらい?
・障害の程度によって、行けるかどうか変わってくるの?
・障害の種別によって特別支援学校へ行くかどうか決まるのか?

などの悩みを持っているお母さんも多いですよね。

そこで今回は、自閉症の子どもを持つお母さんが学校を選ぶコツについてご紹介します。

子どもと一緒に何度も学校へ足を運ぶ

自閉症を持つ親が本当に願っているのは、
子どもにあった環境で長所を伸ばしていけることだと思います。

特別支援学校が近くにあったとしても、
その学校が自分の子どもに合わないと、
長い期間通うのが苦痛になってしまいますよね。

まずは

子どもに合った学校教育なのか?
子どもが安心して学校生活を送ることが出来るのか?

を考慮することが重要です。

特別支援学校の授業参加は何度でもできるので、
納得いくまで見極めるのがおすすめです。

実際に授業を受けているのを見て、

子どもに合った生活なのか?
子どもにどんな生活を送ってほしいか?

を考えることが出来るので親にとっても安心ですよね。

自閉症の程度によりますが、

・音が大きい
・ざわついている
・教室がごちゃごちゃしている
・目で見てわかるものが少ない
・言葉での指示が多い

など、自閉症にとって苦手なものが多いと、
子どもも苦しくなってしまうことが多いです。

自閉症の子どもにとって過ごしやすい環境なのか、
しっかり見極めてあげてくださいね。

地域の判定基準に従う

特別支援学校への入学は、学校教育法第72条で決められています。

しかし、地域によっては判定基準が微妙に異なることも。

主に、

特別支援学校の地域支援に携わる教員もしくは、
通常学級または支援学級の教員

が、子どもの様子を見ながら
親と今後の進路について話し合いながら決めていくので、
地域の判定基準に従うことになります。

ただ、地域によって大幅に基準が変わることはありませんので安心してくださいね!

例えばある地域の判定基準では、

「通常学級での生活が学校教員職の対応ではサポートの限界がある」
「就学する子どもの知的障害が重度であったり、情緒不安定であったりして、授業や周囲のこの勉強を激しく妨害してしまう」

などの場合、特別支援学校への入学を考える材料となるようです。

子どもの障害の程度と親の就学への意向によって決める

自閉症の子どもを持つ親なら、子どもにどんな生活を送ってほしいか
というイメージが何かしらありますよね。

・どんなことを身につけてほしいか
・どんな学校生活を送ってほしいか

そのような希望が前提となります!

特別支援学校は、1クラスあたりの教員の人数が
通常学級・支援学級に比べて遥かに多いです。

そのため、子どもの障害に応じて
子どもに合う教育を受けることが出来ます。

その一方で、障害の程度によっては教科書に沿った学習ではなく、
1〜3歳程度のが学習である場合も。

その代わりに身の回りの指導を重点的に行うので、
どんな学校教育を子どもに受けさせたいかという
親の考えがかなり重要な選考基準になってくるというわけです。

勉学を中心に学校生活を送るのか?
身の回りのことができてひとまず自立した生活を送れるようにするのか?

で、選ぶ学校も違ってくるというわけですね。

ですから、中度の障害で通常学級に通っている子どももいれば、
軽度の障害で特別支援学校に通っている子もいます。

障害の程度や学校の環境で判断する

自閉症とひとくくりにしていますが、その障害の程度は様々です。

そのため、通常学級でも問題なく学習出来る子どももいますし、
特別支援学校が合っている子どももいます。

それを見極めるのは、お母さんお父さんしかいません。

学校の規模、雰囲気、対応、人数などを総合して、
子どもに合うかどうかを時間をかけて考えてあげることが重要です。

特別支援学校は、

障害の種類によっていくかどうか決めるところではありません。

就学前に地域サポートを利用して!

就学前相談など、公的な地域のサポートというのが必ずあります。

子どもが4月に入学するのであれば、

・地域の教育委員会
・児童相談所
・子育て支援の検診

などに通い相談すると、
子どもに合う進学先を親と一緒に考えてもらうことが可能です。

毎日子どもと一緒に過ごしているとはいえ、
親は自閉症についてとても詳しい専門家ではありません。

わからないことも、迷うこともあって当然なんです。

それはみんな同じですから、
地域サポートなどの公的サービスはどんどん利用して、
子どもに一番合った進学先を決めてあげてくださいね!

通常学級、支援学級、特別支援学校の授業・学校生活に参加する

ほとんどの親が通常学級で学習してきたかと思いますが、
通常学級も時代や学校によって雰囲気は様々です。

どの学校・学級で、どんな教育が行われているのかを
きちんと見て決めましょう。

授業に参加出来るならどんどん参加して決めた方が、
学校生活を想像しやすいのでおすすめです。

支援学級においては、教員の人数や子どもの学習、通常学級との関わり
などを中心に観察すると良いですよ!

特別支援学校においては、

自閉症に合った環境や学習か?
子どもに応じた勉強や指導がなされているか?
他の障害の子どもとの関わりはどうか?

などを観察しましょう。

支援学級では通常学級との関わり、
特別支援学校では自閉症ではない他の障害の子どもとの関わりがありますので、
要チェックです!

やってはいけないことはある?

子どもの学校生活は、これからの人格形成にも
重要な大きなターニングポイントですよね。

親として、子どもにとって最善の道を選んであげたいと思うはず。

そのためには、避けておきたい選び方もあります。

親の判断だけで転校させる

通常学級に入学したものの、学習についていけないことや、
満足のいく学校生活が送れないということは考えられます。

そういった場合に、特別支援学校への転校が認められていますが、
親の判断だけで転校させるのは絶対にNGです!

障害があっても子どもは1人の人間であり、過ごしにくい学校であっても
毎日通って頑張っているのは子ども自身ですよね?

親の判断だけで転校を決めてしまっては、
これまでの子どもの頑張りが無駄になってしまいます。

子どもによっては、転校によって自信をなくしてしまう子もいますので、
きちんと話し合って決めるようにしましょう。

障害の程度や子どもの様子を理解しない

自分の子どもが実際に自閉症だと診断されると、
それを受け入れられない、受け入れるのに時間がかかる親もたくさんいます。

それはごく普通のことですが、最終的には受け入れて、
自閉症の我が子にとってどの学校に通わせるのが一番良いか?
を決める必要がありますよね。

子どもの様子や過ごし方などは全て無視して

「絶対に通常学級に通わせたい」

という親の希望を押し通したり、

逆に「自閉症なんだから特別支援学校に入れるに決まってる」

などと決めつけてしまうのは良くありません。

これから開花するかもしれない無限の可能性が、
学校選びで失われるかもしれないということを知ってください。

まとめ

『自閉症だから特別支援学校へ入学しなければいけない』

という決まりはありません。

実際に、公立の小学校でも自閉症の子が通っている学校はたくさんあります。

最近では親の意見が尊重される傾向が強いので、
通常学級で過ごす自閉症の子どもも少なくありません。

たくさんの同級生に囲まれて学校生活を送ってほしいと願う親が多いからです。

そこで忘れてはいけないのが、

自閉症はどんな障害か?
何が苦手でどんなことが得意なのか?

を知ることです。

天才と障害は紙一重というように、
障害を持っていても得意なことには健常児の何倍も秀でた才能を持っている自閉症児も
少なくありません。

自分の子どもが何を得意とするかは、
知っていると何倍も関わりが楽しくなりますよ!

また、

どんな学校生活を送ってほしいか?
どんなことを身につけてほしいか?

などのビジョンを明確にしておくと学校選びで役立ちます。

素敵な学校生活を送れるよう、きちんと選んであげたいですね。

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