本人は気にしていないようだけど妊娠したことが上の子にとって寂しく感じるのではないか?
2人目が出来た時、嬉しさと同時に上の子の心のケアをどうしたらよいか?
赤ちゃん返りをしてしまうのではないか?
などで悩んでいる声をたくさん耳にします。
2人目が出来たママさんは大抵の方が経験する悩みをですが、
どうやって乗り越えたらいいのか?
今回はその具体的な対処法をご紹介します。
大切なのは上の子に言葉や態度で少しずつ伝えていくこと。
愛情を持って接することで少しずつ“お兄ちゃん(お姉ちゃん)”の意識を芽生えさせていきましょう!
ママが問いかけることに対してちゃんと理解できるようになっているので、
きちんと口に出して説明してあげると子どもは理解しようとしてくれます。
一度にたくさんのことではなく、少しずつ時間をかけてゆっくり向き合ってみましょう。
そうすることで上の子が寂しがらずに下の子が産まれることを楽しみに待つことができ、
上の子が疎外感をもたず安心して生活ができるなどママにとっても嬉しいことが期待できます!
それではいくつか対処法をご紹介します。
上の子が仲間外れに感じないよう、大きくなるお腹の様子を常に教えてみましょう!
妊娠していることが子どもはなんとなく分かるものです。
これから産まれてくるのは赤ちゃんであることや上の子がお兄ちゃん(お姉ちゃん)になることを伝えたり、
上の子自身が見て感じることで、家族の輪に自分も入っていることを感じるようになります。
また、
産婦人科へ一緒に連れていったりエコー写真を見せたり、
病院内の新生児を見せて「かわいいね」「あなたにも赤ちゃんができる」と話をする、
それに加えて、
お腹に手をあてて「お兄ちゃんに会いたいって言ってるよ」とお兄ちゃんの存在を認めてあげる言葉をかけるなどすると、
上の子も赤ちゃんの存在になんとなく気づいて、
「嬉しいことなんだ!」と思えるようになります。
できるだけ、上の子の相手をしましょう!
「妊娠しているから○○できないよ」と言わないようにしましょう!
上の子は「自分より下の子の方が大切なんだ」と疎外感をもったり、
親を嫌いになったり親の顔色をうかがう子になってしまうことがあります。
そんな寂しさを感じさせないために、できるだけ上の子の相手をしてあげることが大事です!
お腹が大きくなるにつれて立ってのおんぶや抱っこができなくなるので、
座っての抱っこをしてあげたりギュッと抱きしめてあげる時間を増やすのも良いでしょう。
2人目出産後、「ママを独占できる日」をつくりましょう!
どうしても下の子に手がかかることが増えてしまいます。
上の子にとっていままで独占していたママを取られたような気持ちになり、
寂しさを抱えてしまうことが多いです。
上の子に寂しさを感じさせないように、ママを独占できる時間をつくることで、
「自分のことも大切にしてくれている」と感じることができます。
また、「あなたのこともこんなに大切よ」と言葉にしてあげることで、
上の子も存在を認めてもらっている安心感をもてるでしょう。
そうすることで、上の子が下の子に対して優しく接する仕方を学ぶこともできますね。
2人目出産後、泣いているときなど下の子より上の子を優先しましょう!
赤ちゃんである下の子は、上の子よりしっかりとした意思はないので、泣いている状態が少し続いても大丈夫です。
しかし、上の子はしっかり意思を持つ年齢なのできちんと対処してあげることが必要となってきます。
下の子を優先すると「自分より下の子の方が大事」と勘違いしてしまい、
寂しさを抱えてしまうことに繋がってしまいます。
できるだけ上の子を優先にして上の子をきちんと家族の輪に入っている実感をもたせることを重要視しましょう!
上の子に対してやっては駄目な事
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから我慢しなさい」と言ったり、
下の子ばかりを構ってばかりで上の子を構わない、
妊娠・出産に上の子を巻き込んだり、外そうとしたりしないでください。
特に「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」
という言葉は、小さい子どもに大きなプレッシャーを与えたり、
不必要に追い込んだりさせてしまう辛い言葉になる場合があります。
つい口にしてしまう言葉ですが、まだまだママに甘えたい盛りの子どもの気持ちを汲み取って
なるべく使わないようにしてあげましょう!
まとめ
兄弟ができる、家族が増えることはとても喜ばしいことです。
しかし
上の子にとっては、自分だけのママの体が変化していくことや下の子ができる不安、寂しさを感じるのは当然です。
だからこそ、上の子が「上の子第一」であった環境が崩れていく感覚とともに疎外感をもたないよう、
「あなたの大切な家族である」ことを肌で感じ、耳で感じ、目で感じ、体で感じて安心して過ごせるようにしてあげることが大切ですね。
どうしても上の子は寂しさを感じてしまうのもですが、
ママやパパが上の子を巻き込んで
「一緒に赤ちゃんが産まれるのを楽しみにしよう」
というスタンスであれば、自然と上の子も寂しさより嬉しさが増してくるのではないでしょうか?