近年、離婚率が急増している一方で、当たり前ですが、再婚をする夫婦も増えてきていることと思います。日本では、親権や養育権は母親が持っている場合が多いので、これから妻になる女性が再婚だった場合、連れ子がいる可能性も少なくはありません。ある日突然に父親になることになったパパは、毎日がわからないことだらけ。
・義息子との関係のつくり方
・食事中のトイレについてどのように躾をしたらよいか
など、血が繋がっていないからこその悩みがたくさんあるんです。そこで今回は、義息子との関係について、まとめてみました。
- トイレはむやみに我慢させない
大人になると、膀胱も大きくなりますので、トイレの我慢は短時間であれば苦でない場合も多いですよね。しかし、子どもにトイレを我慢させることはよくありません。トイレに行きたいというのは生理現象であるため、親が「我慢しなさい」と言ってしまうのは悪影響です。
しかし、一方では嫌な行動を避けるためにトイレに逃げている子どもも稀にいます。食事中に必ずトイレに行くと言ったりするなど、理由が生理現象以外の場合は、逃避行動そのものをやめさせる必要がありますね。トイレに行きたい理由をしっかりと見極める必要があります。
- 事前にトイレに行ってはいけないことを約束し、守れなければペナルティを提示する
食事中にトイレに立つという行為は、行儀が悪いですよね。家ではよくても、外で同じことをさせるわけにはいかないと思う人も多いでしょう。そこで、事前にトイレに行ってはいけないことを説明し、理解させることが重要です。理由を理解すれば、子どもも無闇にトイレに立ったりしなくなりますよ。ペナルティを用意することで、理解が早まる子もいます。子どものことをよく観察することが重要ですね。
- 食事前にトイレを済ませておく
事前にトイレに行っておけば、食事中にトイレに行きたくなる可能性は低くなりますよね。また、事前にトイレに行くことで、「途中でトイレに立つなら食事をそこで終わらせてね」と約束をしておきましょう。約束を守れたらきちんと褒めてあげることも重要です。約束を守ることは良いことなんだと学ぶ機会にもなりますね。
- 叱るのであればその都度叱る
日によって叱ったり叱らなかったりすると、子どもも何が良くて何が悪いのかわからなくなります。叱る場合は後からではなく、その場ですぐに叱らなければ子どもも理解できません。食事中のトイレに限ったことではありませんが、一貫性を持って接するようにしなければいけませんね。
- トイレに行かなくても済むようにしてあげる
子どもが食事前にトイレに行っても、食事の途中で「トイレに行きたい」という場合は、ほかの理由があるのかもしれません。食事中に水分を摂りすぎる、食事前に利尿作用のあるものを摂っている、食事に時間がかかりすぎるなどの原因が考えられますね。その場合は、その原因を解決するのが一番重要です。
食事前は水分の摂りすぎに注意し、利尿作用のあるものは控えましょう。また、食事に時間がかかりすぎる場合は、テレビを消す、食事の量を減らすなど、食事の時間を短縮するための工夫をしてみてはいかがでしょうか?
- 逆にやってはいけないことは?
・できないこと(食事中のトイレを我慢できない)に対してただ怒る
重要なのは、一緒に解決策を考えてあげることです。トイレの我慢をしすぎると、膀胱炎などにかかってしまう可能性も少なくありません。ただ怒るだけでなく、トイレを我慢できない原因を探ってあげましょう。また、食事中だけではなく、1日を通して何度もトイレに行く場合は、一度病院で相談してみるのもいいかもしれませんね。
・絶対にダメだと禁止する
頭ごなしに禁止する方法はよくありません。子どもも無理に我慢して、病気の確率が上がってしまったり、禁止されると逆にトイレに行きたくなってしまう子もいます。ダメな理由をきちんと話して理解させ、どうしても行きたい場合は食事をそこで終わらせるなどの約束を交わしましょう。精神的に追い込まれる子どももいますので、子どものことをきちんと観察し、子どもに合った方法で教えていきましょう。
- まとめ
人間にとってトイレに行きたくなるのは生理現象です。まだ物事の分別がつかない幼い子供の場合は、生理現象を我慢させるのは体にもよくないことですよね。その場で我慢させて行かせないことを考えるよりも、食事中のトイレがなぜダメなのかを理解させましょう。食事中はトイレに行かない約束をしてから食事を始めることが大事です。理解できるまで、根気強く教えることが大事なので、1回や2回ではできるようにならない子もいるかもしれません。トイレに行きたい理由が、ただ排泄のためだけなのか、そこを見極めるのも重要ですね。再婚直後の行動であれば、新しいお父さんとの時間に困惑している可能性も否定できません。食事の時間に限ってであれば、食事の時間が楽しいと思えるような工夫が必要です。