3歳にもなるとたくさんの言葉を習得して、
会話が成立する年齢になります。
そうすると、こちらが真剣に叱っているのに、
全然関係のない話をしたり、
言い返してきたりする子も増えてきますよね。
- 人の言葉を聞けない子になるのではと心配している
- 先生に対しても言い返していないか心配
- なんで言うことを素直に聞けないのか
- 言い合いになって泣いて終わり。これでいいの?
- 言い返してくるときはどうしたらいいの?
など、ママの悩みは尽きませんよね。
教育上良くないかもしれないという不安とともに、
3歳児に本気でイライラしてしまって
自己嫌悪に陥るママも少なくありません。
そこで今回は、
「言い返してくる子どもへはどう対応したら良いのか?」
という観点からまとめてみました!
先ずは一度間を取って深呼吸!冷静になる事が大事
ママがイライラしているときは、
冷静な話し合いができませんよね。
まずはママが冷静になることが重要です。
深呼吸したり別室に移動するなどして
気持ちを落ち着かせましょう。
感情的に注意すると言い合いになっても、
余計にヒートアップするだけなので、
「とにかく冷静さ」を忘れてはいけません。
いつ、どんなときに言い返してくるかメモする
集団生活から帰宅したときや眠たいときなど、
機嫌が悪く言い返してくるときの状況をメモしてみましょう。
子どもがどんな気持ちのときに言い返してくるか?
これを知ることができれば、
言い返してくる原因が分かるかもしれません。
そうすると、ママの方が冷静さを保ち易くなりますので、
余計な言い合いにくくなりますよ!
言い返してくる心をのぞく
子どもが言い返しているのは、
子どもが叱られた行動に対して
「理由付け」ができている証拠です。
その理由を受け入れる姿勢を見せてあげてください。
片付けが嫌だと言い返してくるなら、
「まだ遊びたいんだね」などと理解を示したうえで、
「じゃああと10秒したらお片付けしてね」
と猶予を与えることで、
子どもも気持ちの切り替えができるかもしれませんよ!
口答えの言葉がいつも同じなら表現の方法を教える
子どもによっては、「きらい」「うるさい」など、
決まった言葉を使って口答えする子もいます。
その場合、表現の方法がわからずに、
いつも同じ表現を使っているのかもしれません。
子どもには、
自分の気持ちを表現する方法を教えてあげましょう。
3歳の今から、
「〇〇だったから嫌だったのね」
「〇〇はやめてほしかったのね」など、
言葉で伝える方法を教えておくと、
最初はできなくても少しずつ習得して、
自分の気持ちを言葉で表現してくれるので、
親もとても楽になりますよ!
親がお手本を見せる
どんなことでも真似から入っている場合があります。
ママやパパなど、
身近な大人が使っている言葉を使っていませんか?
自分自身が素直に
「ありがとう」
「ごめんなさい」
を言ったりすぐに行動するなどの姿勢を見せると、
子どもも変わってくるかもしれませんね。
怒りすぎたら謝る
子どもは1人の人として対等に扱われる誠意を
きちんと感じてくれます。
「怒りすぎたな」と反省して、
子どもの寝顔に謝った経験があるママも多いかもしれません。
しかし、そうではなくぜひ子どもが起きているときに、
ちゃんと顔を見ながら直接謝ってあげてください。
ママが自分自身の行いを省みて素直に謝る姿勢を見せていれば、
子どもも自分の行いを振り返ることができる子に育ちますよ!
言い返すときの頼み方を変えてみる
「〇〇だから〇〇してくれる?」
と理論的にお願いする方法と、
「〇〇してくれたらママ嬉しいな」
と感情や情緒に訴えてお願いする方法がありますが、
子どもによってどちらが効果的かは異なります。
子どもの心に響くお願いの仕方を見つけてみましょう。
「子どもはわかっている」と思って優しく促す
例えば、
「お片付けしなさい!」
「何度も言ってるでしょ」
と強く言っても、
「今やろうとしてた」
と言い返されます。
「やってくれたらうれしいな」
「今日はちょっと疲れてるの?一緒に片付けようか」
と優しく促すことで、子どもも素直になりやすいですよ!
男の子の場合は目を見てお願いする
男の子は何かをしながら話を聞くのがとても苦手です。
初めから目を合わせて
「〇〇お願いします」
としっかり伝えることで、
きちんと理解してくれるかもしれませんね。
時計やアラームを使ってみるのも効果的です。
やってはいけないことは?
言い合いをする
理解してほしいという気持ちは
親なら当たり前に持ち合わせていますよね。
しかし、
それを子どもに押し付けて感情的になるのはNGです。
ママもイライラしてしまい、
子どもにも本当に伝えたいことが伝わりません。
「言い返してくるのも成長の証」
と捉えていちいち反応しないようにしてみましょう。
怒ってってばかりいる、長時間感情的に叱る
子どもが反発しているときは、
子どもにもきちんと言い分があります。
それを頭ごなしに否定して叱ってばかりいると、
子どもの反発心は増幅するばかりです。
逆にやる気を削いでしまう場合もありますので、
怒る度合いには注意が必要ですね。
しかし、この度合いは各家庭によって違うでしょうから、
「こうあるべき」という答えはありません。
しっかりお子さんと向き合ってさじ加減を覚えましょう!
「なんで〇〇しないの」と問い詰める
子どもは、
「自分が出来ない」
ことを自分でもきちんとわかっています。
わかっているのに言われるから反発するのです。
これも逆効果になってしまいますね。
「口答えする子は嫌い」「子どものくせに」など、人格否定をする
自分自身を否定される言葉を日常的に使うと、
子どもは自分自身を否定されたと心に大きな傷を負います。
自己肯定感が失われていくのです。
子どもは親の所有物ではないので、
口答えして当たり前という気持ちで子育てに挑みましょう。
まとめ
言い返してくることに
ただイライラしてしまうママもいるかもしれませんが、
口答えは立派な成長の証です。
「自分の行動に理由付けが出来るようになった」
ということですから大きな成長ですよね。
大人の方が語彙もたくさんありますし、
当たり前に言い負かすことができます。
しかし、
それは子どもが本当の意味で納得したわけではありません。
心の中に不快感や反発心を残したまま成長すると、
「自分の意見なんて持っても無意味だ」と思ってしまう可能性も。
そうならないためには、
子どもが言い返したくならない言葉がけを見つけるか、
言い返してきたときにはきちんと話を聞いてあげて説得するようにしましょう。
出来たときはきちんと褒めてあげることも大切ですよ!