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流行中の「マタ旅」!妊婦でも温泉旅行はあり?なし?

投稿日:2017年3月18日 更新日:

出産後はしばらく旅行へは行けなくなりますし、行ってもゆっくりできない可能性が高いですよね。そこで最近流行しているのが「マタ旅」!「マタニティ旅行」のことで、妊娠中に夫婦2人で旅行へ行って思い出を作ろう!という人が増えてきているのです。旅行の行き先として人気なのが「温泉」なのですが・・・

 

・温泉はゆっくりできそうだけど危なくない?

・温泉旅行で気を付けた方がいいことを知りたい

・お腹が大きくて恥ずかしくない?

・妊婦でも安心して利用できる温泉施設や旅館が知りたい

 

など、妊婦さんは旅行へ行くにもたくさんの悩みが付きまといます。そこで今回は、妊娠中の温泉旅行について、まとめてみました。

 

  • 妊娠期間中の入浴で流産や早産が誘発されるという科学的根拠はない

妊婦さんのお母さん世代くらいの人は、「妊娠中の温泉への入浴は流産や早産の危険がある」と思っている人も多いです。旅行を反対されて、泣く泣く諦めた妊婦さんもいるのではないでしょうか?

 

しかし、実は「妊娠中の入浴で流産や早産が誘発される」という科学的根拠はありません。岐阜県下呂温泉病院の研究班が、同病院で出産した女性1000人に対して行ったアンケートを分析した結果で、切迫流産や切迫早産、早産の起きる割合や、出生体重に差がなかったと結論付けています。また、2014年7月の「禁忌症及び入浴又は引用上の注意事項」改訂版では、「妊娠の初期と末期」は禁忌事項から削除されていますので、安心して温泉旅行を楽しんでくださいね!

参考:http://www.toholab.co.jp/info/archive/8442/

 

  • 温泉成分が胎児に影響を与えることはない

2014年から、環境省によって「妊娠中の入浴」は禁忌事項から削除されています。しかし、温泉には普通のお風呂と違って様々な成分が含まれているので、注意が必要な場合も。酸性泉や硫黄泉は、皮膚や粘膜が敏感になっている妊娠期にはおすすめできません。妊娠中は刺激の少ない単純泉がおすすめです。

 

  • 必ず医師と相談してから

妊娠中の旅行は、行き先や期間を問わず、必ず医師に相談してから行くようにしましょう。また、医師がOKを出しても、体調などを考慮してきちんと自己判断することを忘れないでくださいね。

 

医師が大丈夫と言っても、実際に旅行へ行くときに体調が悪ければ、無理すると赤ちゃんが危険な状態にあることも。少しでも異変を感じたら、旅行を中止してくださいね!妊婦健診時に旅行の許可をもらうのであれば、旅行を健診直後にするのもおすすめです。

 

  • 入浴前に必ずかけ湯をして!

温泉の温度は、自宅のお風呂よりも熱い場合がほとんどです。急に全身浸かってしまうと、体がびっくりしてしまいます。入る時は足元からかけ湯をして、徐々に慣らしてから入るようにしましょうね。

 

  • 妊娠中は1回の入浴は10分以内に!

妊娠前は長時間半身浴をしていた・・なんて女性も多いかと思います。しかし、妊娠中の長湯は危険。また、自宅のお風呂より熱いのでなおさらです。赤ちゃんに栄養を送る影響で貧血になりやすい妊娠中は、特に入浴でのぼせや貧血を起こしやすくなっています。あがる時に、立ちくらみやめまいに襲われる妊婦さんも多いです。転倒してしまうと危険なので、休憩しながら楽しんでくださいね!

 

  • 高温や低温の温泉は避けましょう

高温の温泉はのぼせやすく、低温の温泉は体が冷える可能性もあります。体への負担を考えて、ちょうどいいと感じる温度の温泉に浸かるようにしましょう。

 

  • 滑らないように足元には気を付ける

温泉成分で浴室の床が滑りやすくなっている場合があります。また、お腹が大きい時期に温泉へ行くと、足元が見づらく、転倒の可能性も。手すりにつかまるなどして、滑らないように十分注意しましょう。

 

  • 入浴前後に水分補給を忘れずに

入浴は思った以上に水分を失っています。水分補給をせずに入浴するのは危険です。入浴の前後に、水分補給をするようにしましょう。入浴後は冷たい飲料を飲みたい気分ですが、あまり冷たすぎるものは体を冷やしてしまうのでNG。常温のものが最適です。

 

  • マタニティプランのある温泉施設を選ぶ

最近はマタ旅流行のせいもあってか、温泉施設に「マタニティプラン」がある場合もあります。貸切風呂があったり、産婦人科と提携している宿泊施設などもありますので、行き先が決まったらマタニティプランを調べてみましょう。

 

  • やはり妊娠中期がベター

妊娠初期はまだ胎盤が完成していないので、刺激となる旅行は避けた方がいいです。体調がいい人もいるかもしれませんが、少しのストレスですごく体調が悪くなることも。また、妊娠後期に入ると貧血や高血圧などの症状が出やすくなります。お腹が重くなってくると様々なマイナートラブルも起こりますので、やはり妊娠中期(安定期)での旅行がベターですね。

 

  • やってはいけないことは?

・1人で入浴する

夫婦で行くとなると、大浴場は避けた方がいいかもしれませんね。ほかにもたくさん人がいれば、どうにかなるかもしれませんが、きちんと対応できるように夫と一緒に入浴できる施設を選びましょう。露天ぶろ付きの客室や、部屋風呂に温泉を引いている旅館などを検討してみてくださいね!また、家族風呂などをしている旅館もあります。

 

・長く入浴する、日に何度も入浴する

貧血やのぼせの原因となりますので、長時間の入浴は避けましょう。

 

・臨月に温泉旅行

37週に入ると正産期です。臨月に入ったらいつ陣痛が始まったり、破水したりしてもおかしくない状態ということですね。破水すると感染症を防ぐために一刻も早い入院が必要になります。どんな時でも出産できるように準備したいですね。

 

  • まとめ

温泉旅行自体は、妊婦さんや赤ちゃんに影響を与えないことがわかりましたね。産婦人科の医師にきちんと許可をもらい、体調と相談しながら計画を立てれば、素敵なマタ旅になること間違いなしです。テーマパークなどで遊ぶよりも、ゆったりとした時間を過ごせるので温泉旅行は人気ですよ!

 

部屋のお風呂は、自分で湯加減が調節できるようなタイプか確認しておくのがおすすめです。熱すぎて入れないなどの残念な結果を防ぐことができますよ!妊娠中に無理は禁物。100%温泉ではなくなってしまいますが、体のことを考えて気持ちいい温度で入浴できるような温泉施設を選びましょう。温泉街でおいしいものを食べて、温泉にゆっくりつかって、まったりとしたマタ旅をお楽しみください。

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