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特別支援学級の通知表ってどんなもの?親として知っておきたい3つの決まりと2つの避けたいこと

投稿日:2017年2月6日 更新日:

特別支援学級に通っている子どもたちはたくさんいます。

しかし、その手助けの程度は子どもによって様々なのはご存知でしょうか?

授業ほとんどを支援級で過ごす子どももいれば、
どうしてもわからない授業だけを支援級に通う子どももいるんです。

普通級と支援級での評価に違いが出るのか?

などは、親としても気になる部分ですよね。

そのほかにも、

・小学校の娘が遅れている学習について、ABC評価ではなく授業の様子や理解しているなど本人の伸びている部分を評価するようになると、指導要録にはどんな風に記載される?
・評価がABCでつかない場合、「評価なし」と記されてしまい、内申がつかなくなる?
・通知表の評価方法を、出来る限りABC評価にしてもらった方が良い?
・年度途中で評価方法をABC評価から文章表記にしてもらった方が良い?新年度からの方が良い?

など、支援学級へ通う子どもの親は、通知表についても悩みがたくさん。

そこで今回は、特別支援学級の通知表についての情報をまとめてみました。

ABC評価をしない=指導要録は文章表記されている

支援学級籍の生徒の評価基準は、通常学級とは異なります。

通常学級の場合評価される項目は、「小学校指導要録」に評価が全て載っていて、
それに準じた方法で評価されているんです。

それに対して、

特別支援学校などは小学校指導要録は全て文章記載になっています。

通常、障害のある子どもの教育においては文章記載されるのが一般的ということですね。

しかし、通常学校の支援級に通う子どもは、通知表の内容が通常級の子どもたちと同じものになるため、
必要に応じて総合所見の欄に評価が文章記載になるというわけです。

支援級では、ABCでの評価よりも文章記載の方が圧倒的に多くなっています。

その場合、受験に必要な内申はつかないですが、「評価なし」ではなく、
子どもの学習ののびしろや身に付いた点などを文章で明記されているのです。

通知表の書き方の変更は新年度から

年度途中で通知表の表記を変えてしまうと子どもは混乱します。

障害のある子どもの中には、「今までと違うこと」に拒否反応を示す子どもも多いので、
通知表の表記を変えてもらうなら新年度からお願いするのが良いでしょう。

新年度という区切りのもとで表記を変えれば、子どもも受け入れやすいですよ!

支援学級に在籍している場合は、支援学級に準じた通知表にしてもらう

支援学級在籍といっても、通常学級での授業参加もしている子どもは多いですよね。

その場合、通常学級での評価をするとC評価になってしまうことがどうしても多くなります。

本来、支援学級は「個々に特別な支援をしている」ので、
評価の仕方が通常学級と同じではありません。

ABC評価をするよりも、個々の伸びている力を評価することが大事になってきます。

もし通常学級の生徒と同じように評価するのであれば、
教科担任が他の生徒と同様に、総合所見の欄で評価すれば問題ありません。

やってはいけないこと

子どもにわかりにくい通知表にする

障害の種類や程度によっては、ABC評価がいまいちわからない子どももいます。

親からすると、ABCで評価されていた方が一目瞭然なのでわかりやすいかもしれませんが、
障害のある子どもの成長を3段階で評価するのは極めて困難です。

子ども自身もABCで評価されるよりも、先生自身の言葉で文章表記されていた方がわかりやすいはず。

子どもにとって一番わかりやすい通知表になるように、
評価方法についても先生に相談してみると良いかもしれませんね。

年度途中で通知表の表記を変更する

子どもによっては小学校の途中から
支援学級に通うようになった子どももいるかもしれません。

1学期は通常学級、2学期からは支援学級に通うなどの変更があった場合は、
通知表の評価方法が同じになるようにきちんと先生と話し合いましょう。

支援学級に通うことをマイナスに受け止める子どもも少なくないので、
評価方法までみんなと違う方法になると落ち込んでしまう子どももいます。

どうしても年度途中の変更を避けられない場合は、
事情をきちんと説明して納得してもらうようにしましょう。

そして一緒に
「皆と同じ3段階評価ではなく、あなた自身を先生が評価して文章で書いてくれることはとても嬉しいこと」
と伝えてあげてくださいね!

まとめ

親として、通常学級と同じ評価方法で評価してほしい
と願う気持ちはあって当たり前です。

しかし、支援学級に通う子どもにそれを当てはめても、
低い評価ばかりで落ち込む結果になってしまうことも避けられません。

それよりも、

先生が子ども自身をきちんとみてくれて、文章表記で正当に評価してくれることは
とても嬉しいことだと受け止めてください。

子どもにとってもプラスになりますよ!

何が得意か、頑張っていることは何かを文章で表記してくれるわけですから、
元々決められている通知表の評価項目よりも詳しく評価してもらうことが可能です。

内申や評価は進路に必要ですが、
通常学級の通知表では伝えられない細かな部分まで通知表で伝えられるのは、
支援学級に通う生徒の強みなのではないでしょうか?

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