トイレトレーニングに和式トイレの練習を入れた方がいいと思っているママは多いと思いますが、実際に練習するとなると困ってしまいますよね。何が困るかと言うと・・・
・自宅や幼稚園は洋式なので、どうやって和式トイレを教えればいいのかわからない
・和式トイレのトレーニング、まずは何をすればいい?
・自宅が洋式トイレでも、自宅で和式トイレの練習はできるの?
などなど。自宅が和式トイレだという人の方が、圧倒的に珍しいですよね。つまり、練習した方がいいとわかっていても、練習する場所に困っているママがたくさんいるんです。確かに、実際に和式トイレを使える場所がないと、練習するにもできません。そこで今回は、和式トイレの練習方法をまとめてみました。
- まずは、しゃがむことができるか確認を
椅子などの洋式の生活に慣れてしまっている現代の子どもは、かかとをつけてしゃがむという行為が難しい場合があります。親は当たり前にできても、実際に子どもにやらせてみると「全然できないじゃん……」なんてことも。和式トイレで実践する前に、かかとをつけてしゃがむ練習をさせてみるといいでしょう。
- しゃがむ姿勢のポイントを教える
しゃがむ姿勢を保つためにはいくつかのポイントがあります。
・足の向きを揃えること
・ヒザをくっつけないこと
・お尻をつけないこと
この3つを心がけて練習してみるといいかもしれませんね。実際に用を足すときに、これらが守れないとうまくいきません。
- しゃがむことができない場合は、足首の柔軟性を鍛える
自宅でできる方法として
・足首を回す
・足をぶらぶらする
・屈伸やつま先立ちをする
・お風呂などで浴槽のふちを持ってしゃがむ練習をする
・ケンケンパ、縄跳びなど足首を使う遊びをする
などの練習が効果ありです。柔軟性を高めるためには、継続的にトレーニングすることが重要ですよ!毎日遊びの中に取り入れてみましょう。
- しゃがむことができたら、またいでしゃがむ練習を
実際に和式トイレを使う際は、便器をまたいでしゃがまなくてはいけません。足の幅が広いですから、普通にしゃがむことはできても、便器をまたいでしゃがむことができない子もいます。自宅で練習する場合は、おまるを使うのがおすすめです。トイレトレーニングが終わっても捨てないで置いておくといいですね。おまるがない場合は、段ボールなど幅のあるものを置いて練習してみましょう。
- しゃがめるようになったら和式トイレに行ってみて
初めて和式トイレに入る場合は、親も一緒に入ってあげるといいでしょう。後ろで一緒にしゃがみ、子どもの脇を持って支えてあげると恐怖心もなくなります。広めの個室の方が練習しやすいので、公園などのトイレよりは、ショッピングモールなどで和式トイレを探してみるのがおすすめですね。尿意や便意がない時でも、一緒に入って練習できます。
- 慣れてきたら一緒にしゃがむのをやめる
徐々に自分でしゃがめるように練習するために、慣れたら一緒にしゃがむのをやめましょう。子ども自身が恐怖心を感じなくなるまで、長い目で練習していきましょう。
- 怖さは慣れることで克服できる
和式は洋式と違って、排泄する場所が目に入ってしまうので、子どもによっては怖いと言うこともあります。自宅が洋式トイレだと、慣れていないので怖さが倍増することも多いようですね。できるだけ明るくてきれいなトイレを選ぶことで、子どもの恐怖心を取り払いましょう。
- 実家や親せきの家などに和式トイレがあれば練習させてもらう
練習させてもらえそうな和式トイレを探してみましょう。子どもも公衆トイレよりは練習しやすいと感じてくれるかもしれません。
- やってはいけないことは?
・無理やり和式トイレに連れていく
子どもによっては頑なに嫌がる子もいますが、それは単なるわがままではありません。恐怖心があるのに無理に和式トイレに連れていくのは、子どもにとってもつらいことです。不安要素を取り除いてからチャレンジしましょう。
・いきなり公衆トイレを1人で使わせる
できる子はできますが、初めてなのに1人で和式トイレに行かせるのはNG。初めてのときは足の置き方や使用する向きなどもわからないものです。洋式トイレで失敗することはほぼありませんが、一度トイトレが完了している子どもは、和式トイレで失敗すると和式トイレが嫌いになってしまうことも・・・。せめて1度は一緒に入って、使い方を教えてあげましょう。
- まとめ
自宅で実際に和式トイレを使った練習はできないかもしれませんが、和式トイレを使用するときの姿勢や、使い方を教えることは可能です。まずは自宅で子どもがしゃがめるかどうかの確認をしましょう。これができなければ、和式トイレを使用することはできません。足首の柔軟性を鍛える運動や、ストレッチなども大切なので、毎日継続してみてくださいね。子どもがしゃがんでバランスを保てるようになれば、和式トイレへの恐怖心も軽減されるはずです。