離乳食が始まると、今までの母乳やミルクと違って、食べる量に大幅な違いが出てきます。既定の量を食べてくれない、という悩みから始まり、遊び食べがひどい、好き嫌いが多いなど、子どもの食事に関しての悩みはつきませんよね。
・子どもが食事中、食べ物を何度も口から出したりして遊んでしまう
・おなかが膨れると、おかずを床に捨てて拾って食べる
・コップの水をテーブルの上にこぼして、手でバシャバシャ遊ぶ
・食べている途中で席を立ってしまうときに、「2回立ったら終わり」の方法は良い?
など、ママの悩みは次から次に出てきます。そこで今回は、子どもの遊び食べの対応方法をまとめてみました。
- 遊び食べが始まったら叱る、やめなければご飯を下げる
遊び食べはほとんどの子どもが通る道です。しかし、「遊びながら食べることは良くない」と教えることはとても重要なことですね。そのために、遊び食べをしたら叱る、それでもやめなかったらご飯を下げるという、毅然とした態度はとっても重要です。また、一度ご飯を下げたら、次のご飯まではお菓子を含めて食べ物は与えない姿勢も大切。その時、「ご飯で遊んではダメと伝えたのに、遊んでいるからもうご飯はあげません」と伝えましょう。
子どもはまだわからないかもしれませんが、繰り返し伝えていくことが重要です。成長していくにつれて、なぜご飯で遊んではいけないのかを理解できるときが来ます。そうすると、自然に遊び食べもしなくなっていきますので、安心してくださいね!
- 悪いことは悪いこととして教えるべき
1歳になりたての子どもの遊び食べは、「叱ってもわからないだろう」「まだ赤ちゃんだし」なんて甘やかしの心が出てしまうものです。しかし、子どもは大好きな母親に叱られると「悪いことをした」と肌で感じるもの。悪いことをしたら叱るということを当たり前にして、「子どもだから」と見逃してもらったり、「叱っても無駄」とあきらめられたりする経験をさせないように心がけましょう。
初めから厳しく叱るのは、逆効果になる場合もありますので、「食べ物は遊ぶものはないよね?」と何度か諭すことから始めましょう。言い聞かせも重要ですが、それだけではうまくいかないのが育児というもの。いけないことはいけないと、きちんと叱ることも重要ですね。
- コップの水では遊ばせないようにする
子どもは水で遊ぶのが大好きです。水遊びは子どもの五感をくすぐるとても刺激的な遊びですが、コップの水で遊ぶのはいけないこと。それをきちんと言い聞かせましょう。きちんと反省するまで許さない毅然とした態度も大切です。
何度言ってもコップの水で遊ぶ場合は、ストローマグなどこぼれない容器を使用するのもおすすめです。少しずつコップに挑戦して、こぼして遊ぶものではないと教えましょう。
- よく言われる方法流行ってみる!子どもに合わないなら変えて!
食事中に立ち上がってしまう理由は、子どもによって様々です。「2回立ったら食事はおしまい」というルールも、効果があるなら続ければいいし、効果がないなら方法を変えましょう。
1歳はまだ物事の善し悪しも、やり方も吸収していく年齢です。「ダメ」という否定的な指摘の仕方よりも、「〇〇しましょう」と正しいやり方を教える方が伝わりやすいですよ!立ち上がるなら、「座って食べようね」と伝えます。何度か言っても立ち上がるなら、強制的に食事は終了しましょう。また、集中力が続かないなら、集中して食べられるだけの量を用意するなどの工夫もおすすめです。
- やってはいけないこと
・叱らない、子どもの悪いことを注意しない
最近は「叱らない育児」という育児方法が流行しています。しかし、その意味をはき違えているママも多いです。「ダメなことはダメ」という精神はとても大事なもの。それができないと、子どもは物事の善悪がわからないまま大きくなってしまいます。特に食事に関してのマナーは重要です。きちんと叱って、正しいことを教えてあげるのも、親の重要な役目ですね。
・「ダメ」と頭ごなしに叱る
子どもには否定的な言葉よりも、ポジティブな言葉を使うように意識したいものです。子どもは「ダメ!」と言われただけでは、どうすれは良いのかわかりません。きちんと教育するためには、否定するのではなく、正しいやり方を教えていく必要があります。
- まとめ
子どもの成長過程では、遊び食べはよくあることです。悩んでいるママは本当にたくさんいるんですよ!1歳ごろの子どもは言葉も伝わらないことも多いですが、だからといって「言っても無駄」なんて思ってはいけません。子どもは一貫性のある意見には従いやすいです。ダメなことはダメ、ときちんと伝えることが重要ですよ!ダメ、と言葉で押さえつけるだけではなく、「〇〇しようね」と教えてあげる精神がいいですね。また、遊び食べは重要な成長過程ですから、「どうして食べ物で遊ぶの?」と悩んでばかりではなく、食事のマナーを教えるチャンスとして捉えてみましょう。