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サプリと薬の飲み合わせは大丈夫?飲み合わせについて調べてみた

投稿日:2017年4月1日 更新日:

妊娠中、特に初期の間は、葉酸や鉄分など、摂っておきたい栄養素がたくさんありますよね。
葉酸はサプリメントで摂取しているママがたくさんいるのではないかと思います。

しかし、妊婦健診などで病院を受診すると、担当医から薬を処方されることもありますよね。
鉄剤や便秘の薬など、その種類は様々ですが、その飲み合わせについて考えたことはありますか?

  • 葉酸サプリは処方された薬と一緒に飲んでも大丈夫?
  • 葉酸サプリを飲んでいることを医師に伝えるべき?
  • 葉酸サプリはいつまで飲めばいい?

など、様々な疑問を持った妊婦さんがいるのです。

そこで今回は、気になる薬とサプリの飲み合わせについて、調べた結果をまとめてみましたので参考にしてみてくださいね!

葉酸サプリは薬と飲み合わせても体に害はない?

葉酸は本来、食べ物に含まれている栄養素です。

食事から摂取出来れば一番いいですが、それが難しいためにサプリで補っている人が多いかと思います。

サプリメントを飲んでいなくても、葉酸を摂取することは可能なので、特に薬との飲み合わせで、体に害を与えたりすることはありません。

心配な場合は医師に相談を!

そうは言ってもどうしても心配になりますよね(;^_^A

葉酸サプリ自体がたくさんの種類がありますし、飲んでる薬は人それぞれな上に薬も膨大な種類が存在しています。

なので、一番確実に確認出来る方法は、医師に確認をすることです!

元も子もないような事を書いていますが、体の事は体の専門家に聞くのが一番確実で間違いありません。

そもそも葉酸サプリといっても、葉酸だけが含まれているわけではないものもありますよね?

シンプルなものでは、主成分の葉酸がほとんどを占めますが、そうでもないものも中にはあります。
健康食品として市場に出ているものですから、摂取自体に害はなくても、飲み合わせに問題があるものもあるかもしれません。

ママさんと何よりお子さんへの影響だって考えられますから、少しでも心配な人は、主治医に相談してみましょう。

葉酸サプリを飲む前に必ず医師に相談すべき薬がある!

医師に相談する際に少しでも参考になれば良いのですが、服用する薬によっては、医師に相談が必要なものも存在します。

フェニトイン

抗てんかん剤の一種で、相互に血中濃度を低下させる作用があります。

てんかん発作を抑えるために飲んでいる薬なので、作用の減弱が起こってしまうと発作を誘発してしまう恐れも。

持病として、てんかんを患っている人は、医師に必ず確認しましょう。

 

サラゾルファビリジン(整腸剤)

抗リュウマチ薬や、整腸剤などとしても使われる薬です。

一般的に整腸薬といえばビオフェルミンなどが有名ですが、それ以外の聞きなれない整腸剤を処方された場合は相談してみるといいでしょう。

 

フルオロウラシル、カベシタビン(抗腫瘍薬)

どちらもがんの治療薬として使われている薬です。

がん治療と妊娠を同時継続することはあまりないことかもしれませんが、妊娠初期の検査で子宮頸がんが見つかることは決して稀ではありません。

葉酸と一緒に摂取すると、排泄遅延から副作用が強く出る場合があります。

副作用として、

  • フルオロウラシルは激しい下痢、出血性腸炎など
  • カベシタミンは手足のしびれや吐き気、嘔吐、発熱など

が挙げられます。

アスピリン、アセトアミノフェン、アセチルサリチル

アスピリンは耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

あの有名な解熱鎮痛剤、バファリンに含まれる有効成分です。葉酸を不活性化させ、効果を減らすことが知られているため、妊娠中に服用するのは控えた方がいいでしょう。

頭痛持ちで辛いなどの場合は、医師に相談すればきちんと薬を出してくれる場合もあります。無理せずに相談してみてくださいね!

薬によって葉酸サプリの効力が低下するものも…

メトトレキサート(抗がん剤)

抗がん剤なので、普段使用している人の方が少ないかもしれませんが、葉酸サプリの効果を低下させる薬として挙げられます。

サプリの効果低下だけでなく、活性化阻害や葉酸不足の深刻化を引き起こすといわれているので、妊娠の前後まで処方されていた場合は、産婦人科で医師に相談するといいですね。

トリメトプリム、ST合剤(合成抗菌薬)

尿路感染症の治療に用いられる薬です。

妊娠に気付かずに服薬するなども考えられますので、注意したいですね。

これらの薬も、葉酸の効果が得にくくなることがあります。

ビリメタミン、スルファドキシン(抗マラリヤ薬)

マラリヤに感染した場合に用いられる薬です。

日本で生活している場合は、マラリヤに感染することはほぼないかと思いますが、葉酸サプリと一緒に服用すると、葉酸還元酸素の活動を低下させ、葉酸の効果も低下してしまいます。

葉酸欠乏症によって貧血を起こす可能性もありますので、注意したい薬ですね。

コレスチラミン、コレスチポル、クエストラン(胆汁酸吸収剤)

血中のコレステロールを減らす薬です。

葉酸の吸収を妨げる作用がありますので、一緒に飲むのは避けたい薬ですね。

ほかにも、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの吸収を阻害する薬でもあります。

ビタミンの吸収阻害を補うために、一緒にビタミン剤が処方されることが多いので、注意してみてくださいね。

パルピツール、ゾビクロン、ニトラゼパム(睡眠薬)

近年では、精神病などの理由から睡眠薬を服用する人がとても多くなっています。

夜きちんと眠るということは、人間にとって大事なことなので、薬を服用すること自体は間違ったことではありません。

しかし、妊娠期間中などは、飲み合わせも注意したいですね。

不眠症治療で使われるこれらの薬は、葉酸還元酸素を抑制し葉酸の効果を低下させることがあります

フェノバルビタール(抗けいれん薬)、バルプロ酸(抗てんかん薬)

てんかんの治療に用いられるこれらの薬は、薬を働かせるために葉酸を使われる作用があります。

よって、血中の葉酸濃度が低下するのです。

妊娠初期では、神経管閉鎖障害のリスクを高める可能性があるという意見もありますので、妊娠中の服用は慎重に行わなければいけません。

スルファサラジン、サラゾウル、サラゾビリン(抗炎症薬)

炎症性大腸炎や、関節リュウマチの治療薬として使われます。

腸での葉酸吸収を妨げる作用がありますが、食事や葉酸サプリで葉酸を摂取することで、葉酸不足を解消できるため影響は少ないと考えられています。

吸収低下の作用はあれど、飲み合わせには問題なさそうですね。

クロラムフェニコール(抗生物質)

細菌やウイルス感染症に用いられる薬です。

抗生物質というと、なんだか身近な薬のような気がしますよね。

葉酸の効果を低下させるといわれていますので、服用には注意が必要です。

薬を長期的に飲んでいると、葉酸の造血効果が働かず、再生不良性貧血担うことも多いといわれています

ピル(経口避妊薬)

妊娠中に避妊薬を飲んでいる人はいませんが、ピルも葉酸の吸収を妨げる作用があります。

妊娠直前までピルを服用していた場合、妊娠初期に葉酸が足りないために、神経管閉鎖障害のリスクが高まることがあるのです。

医師によって見解は異なりますが、一般的にピルの服用をやめたあと、3回生理を見送ってから子作りするように指導される場合が多いようです。

飲み合わせて相乗効果が見込める薬

クロミッド(排卵誘発剤)

不妊治療などで排卵誘発のために使われる薬ですが、葉酸の作用で排卵が促され、葉酸による着床サポートで妊娠に至りやすくなるといわれています。

妊娠してからよりも、妊娠したい女性にぜひ飲んでほしいサプリメントですね。

また、一方で美容成分でもあり、葉酸サプリに配合されていることもある「プラセンタ」は、クロミッドと飲み合わせると子宮に負担がかかり妊娠しにくくなりますので、プラセンタが配合されていない葉酸サプリを飲みましょう。

薬と葉酸サプリを飲むときの注意や飲み方

飲み合わせが悪い薬と葉酸サプリは間隔をあけて

サプリが体内に吸収されて体の外に出るまで、約4時間必要とされています。

同時に吸収されないようにすると互いの影響を避けることができますので、間隔をあけて飲むようにしましょう。

用法が毎食後の場合は、サプリは寝る前に!

薬によって用法が違うかと思いますが、毎食後に飲むものが多いですよね。

その場合は、葉酸サプリを就寝前に飲むようにしましょう。

多めの水か白湯、300mlくらいで飲むといいですね。

水をたくさん摂ることで、胃にかかる負担を減らすことができます。

食間や就寝時にサプリを飲む場合は、ビタミンが配合されているサプリを!

薬との併用で時間を空けて飲まなければいけない場合は、葉酸が働くために必要なビタミンB12や、美ビタミンCを食事からとることができません。

サプリに一緒にビタミンが配合されているものを飲むとより効率的ですね。

妊婦さんに処方されやすい薬との併用について

ダグチル、ダグラチンとの併用は全く問題ない

切迫流産や早産防止で処方される薬です。

葉酸と併用していない場合でも、副作用として湿疹やかゆみ、吐き気、食欲不振となることがあります。

それはダグチルの成分が強いためであり、葉酸との併用は関係ありませんので、安心してくださいね!

バファリン81mg、バイアスピリン

これらの薬は、医師に相談の上、4時間以上ずらして服用するのが望ましいでしょう。

アスピリンは少量であれば血栓ができるのを予防できるので、流産防止や血栓防止のために処方されることがあります。

葉酸と一緒に飲むと、葉酸の血中濃度を低下させてしまいますので、注意が必要ですね。

葉酸サプリと組み合わせたい場合は、医師に相談したうえで4時間以上の間隔をあけましょう。

当帰芍薬散などの漢方薬

妊娠中は、漢方薬を処方されることも多いかと思います。

漢方薬と葉酸サプリの併用で、飲み合わせが悪いという報告はありませんので、安心してくださいね。

とはいえ、漢方薬の方の効き目に関しては、データが少なくわかっていないのが実情です。

念のために、服用は4時間あけておくと安心ですね。

やってはいけないことは?

自己判断で勝手に葉酸サプリを飲む

「サプリメントだから」といって、自己判断で飲み続ける人がいますが、それは良くありません。

今飲んでいる薬や、これから処方される薬と飲み合わせが悪い場合もありますので、葉酸サプリを飲み始めるときはきちんと医師に相談しましょう。

まとめ

葉酸は特に妊娠初期に必要といわれる栄養素で、不足すると胎児の神経管閉鎖障害のリスクが高まるといわれています。

葉酸を摂取することは重要ですが、自己判断で勝手に服用すると、逆に葉酸の血中濃度を下げてしまう恐れもあるのです。

赤ちゃんのために意識したい葉酸の摂取ですから、きちんと服用前には医師に相談するようにしましょう。

特に、持病のある人は注意が必要ですね。

また、不安な場合は薬の服用と4時間の間隔をあけると、相互に受ける影響を避けることができます。

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