「母乳をあげること」それは赤ちゃんが生まれてすぐに始まる、ママとしての仕事のひとつです。しかし、子どもが1歳近くになるまで母乳育児を続けるのは、難しい場合も多いってご存知でしたか?母乳育児に悩んでいるママの中には、
・母乳が良い理由が知りたい
・おっぱいトラブルを我慢しても母乳を貫くべきか迷っている
・母乳が出るのに、痛みがあるからと言ってミルクにするのは母親失格?
など、深刻に悩んでいる人も少なくありません。母親になってからすぐに母乳のことは言われ続けますが、辛いと思いながら母乳育児をすることに意味があるのでしょうか?そこで今回は、母乳育児に悩むママのための、母乳育児についてまとめてみました。
- 母乳のメリットを理解する
母乳育児をしているママの中には、おっぱいトラブルが頻発しているママもいます。乳腺炎などに頻繁になってしまうと、高熱や胸の痛みで毎日辛いですよね。乳腺炎になるかもしれない‥と好きなものを食べられないママもいるかもしれません。とはいえ、母乳にはメリットがたくさんあります。
まず、乳腺炎の場合は、授乳回数を増やしたり、子どもにたくさん吸ってもらうことで解決する場合が多いのです。乳腺炎になったから断乳しようというのはNG。断乳するにしろ、乳腺炎が治まってからでないと、断乳はできません。母乳を通してママの免疫が赤ちゃんに運ばれますし、ママの子宮収縮を促して母体の回復を早めます。また、ミルクはお金がかかりますので、コスト削減にもつながりますね!消化吸収についても、母乳の方が効率がいいのです。
- 痛みが続くなどのストレスの場合は、ミルクで対応可能
ミルクの成分も随分と母乳に近づいてきて、ミルク育児をしている人もたくさんいますが、今も「母乳神話」を語る人は多くいます。実母や義母の母乳神話に悩まされているというママも多いのではないでしょうか?また、産院も「母乳育児推奨」のところもたくさんあり、産後すぐにミルクを与えないという方針の病院も少なくはありません。
しかし、乳頭の痛みなどのストレスを抱えたまま、長期間母乳をあげ続けるのは苦痛ですよね。「続けていたら痛くなくなる」なんて言う人もいますが、初めての育児の場合、「そうだとしても今が辛い」と思ってしまうママがいるのも仕方のないことです。授乳回数を減らしてミルクに移行していくのもいいですし、母乳を頑張るのもひとつですよ!それを決めるのは、誰でもないママだということを忘れないでくださいね。
- たくさんの意見を聞いて、納得のいく方法で育てる
母乳育児推奨という意見もあれば、混合育児がいいという意見も、ミルク育児推奨という意見もあるんです。母乳が良いということだけが取り上げられがちですが、ミルクの研究も進んでいて、ミルクだから栄養が足りなくなるなんてことはありません。別にどっちでもいいんです。
大事なのは、ママが悩んで決めた育児法だということ。愛情を持って考えた結果だということが、赤ちゃんにとっては一番大事です。ママが笑顔で接することができるようになれば、赤ちゃんも母乳だろうがミルクだろうがすくすく育ってくれるはずですよ!
- 逆にやってはいけないことは?
・無理に母乳にこだわり続ける
「母乳で育てた方がいい」と周囲に言われたからといって、ストレスを抱えてまで母乳にこだわり続ける必要はありません。赤ちゃんはミルクでもきちんと育つということを忘れないでくださいね。
- まとめ
母乳をあげるのが辛い、でもミルクにするのは・・と感じているママの多くに、周囲に言われる「母乳神話」に悩んでいるママがいます。今でも昔の育児方針が根強く残る日本では、「母乳神話」や「3歳児神話」などはよく耳にしますよね。でも実は、「周囲に言われるから」という理由だけで母乳をやめられないママって、少ないんじゃないかなと思います。実は、ママ自身が一番、わが子を母乳で育ててあげたいと願ってるんですよね。そうして、ミルクにするか悩んでいるうちに、あっという間にハーフバースデーがやってきた…なんてママも少なくありません。
悩むことは決して悪いことではありません。「できるなら母乳で育ててあげたい」というのは、ほとんどのママが思う当たり前の感情だと思います。特に第一子はなおさら。その愛情は、きっとお子さんに伝わっているはず。世の中には母乳をあげたくても、まったく出ないママもいますが、母乳が出るのにやめることが悪いことではないんです。授乳の時間は、子どもが1歳になるくらいまでの、たったの1年間しか味わえない「幸せな親子の時間」ですよね。それを「痛み」というストレスを抱えながら過ごすのは、とっても苦痛だと思います。ミルクで安らかな授乳時間を過ごせるなら、ミルクでも問題ないのです。よく考えて、ママが一番後悔のない方法を選択してあげてくださいね。