最近は、犬を家族として迎える夫婦もたくさんいますよね。特に自分自身が小さいころから犬と一緒に生活していた人は、犬を飼っているのが普通の生活になっていることも。近年では室内犬が主流になってきたので、赤ちゃんが生まれたら共同生活を送ることになります。
・犬と子育てを両立できるか
・犬がいる家での子育てで注意する点は何か?
など、妊娠を希望しているけど、犬との共同生活に不安を覚えている女性もたくさんいるようです。赤ちゃんが生まれてから、どちらかを手放すことになったら、すごく悲しい思いをしますよね。そこで今回は、赤ちゃんと犬との共同生活についてまとめてみました。
- アレルギーがある場合は要注意!
赤ちゃんによっては、動物にアレルギー反応を示す子もいます。強さによっても違いますが、衛生面に気を付ければ、一緒に生活することは無理ではありません。多くの場合、妊娠前からペットを飼っている場合は、アレルギーが出ることは少ないと言われています。しかし、まれに例外も……。強いアレルギー反応を示してしまう場合は、同居が難しいこともあるんです。その場合、犬を誰かに預けるなどの対応が必要になります。
- 犬のやきもちは、しっかりとしつけをしておく
犬は上下関係を付ける本能があります。犬にとって赤ちゃんは「あとからやってきた」存在ですから、自分よりも上下関係は下ですよね。親が赤ちゃんばかりにかまってしまうと、犬がやきもちを妬いてしまうことも。逆に、今現在の上下関係が、犬自身が一番上だと感じている場合は共同生活が難しい場合もあります。自分にかまってもらえない生活を、受け入れられない可能性があるんですね。妊娠・出産に至る前から、飼い主が一番上だという上下関係を躾けておく必要があります。
実際に赤ちゃんが生まれたら、犬と赤ちゃんではなく、お兄ちゃんお姉ちゃんだと思って接してあげるといいかもしれません。飼い主がきちんと愛情を持って接していれば、赤ちゃんに対して攻撃的になることはありませんよ!ワンちゃんに対しても、今まで以上の愛情を注いであげるように、心がけてみてくださいね。
- 部屋を別にするなどの対策も必要
抜け毛などからアレルギー反応を起こすことも少なくありません。生まれてすぐの間は、部屋を別にしたり、こまめに掃除機をかけるなどして、犬の抜け毛対策が重要になります。犬がいる家庭の場合は、ベビーベッドが必要になる場合が多いです。高い位置に赤ちゃんを寝かせられるため、抜け毛などのアレルゲンから守ることができますね。換気のしやすい部屋が赤ちゃんスペースとしては最適です。また、普段の掃除がおっくうにならないような部屋作りも、工夫してみるといいでしょう。
- 最悪の場合、ペットを手放す覚悟と準備を
生まれてきた赤ちゃんが、アレルギー反応を強く示した場合、やむを得ずペットを手放さなければならないこともあります。「たかがアレルギー」と思ってしまいがちですが、アレルギー反応によっては、強いかゆみを生じて眠れなくなったり、最悪の場合アナフィラキシーショックを起こして死に至る場合も。生後すぐで症状が出る子もいれば、2~3歳までわからない場合もありますので、心の準備だけはいつでも必要です。また、引き取り先などもきちんと考え、ペットが悲しい思いをしないようにしておく必要がありますね。飼い主も悲しいですが、一番悲しいのは犬自身であることをきちんと理解して、犬にとって一番過ごしやすい環境を与えてくれる飼い主を探しましょう。
- 逆にやってはいけないことは?
・犬を甘やかしすぎる
犬を飼っている夫婦は、大前提として「犬が大好き」な夫婦ですよね。人によっては、犬を甘やかしすぎる人も少なくありません。大好きな犬ですから、甘やかしたい気持ちもわかりますが、犬の中での優先順位や上下関係を育てるためには、きちんと躾をすることが重要です。一度甘やかされすぎた犬は、赤ちゃんが生まれてから躾をし直すのはすごく難しくなります。赤ちゃんに危害を加えないためにも、赤ちゃんが生まれる前から、犬の躾には厳しく対応しましょう。
- まとめ
ずっと家族として可愛がってきたワンちゃんと、自分の子どもが共同生活をするということは、理想でもありますよね。飼っている犬だって、わが子と同じくらい大切な存在。できれば一緒に暮らしてほしい、仲良くなってほしいという願望が誰にでもあるはず。不安な人も多いかもしれませんが、一般的には共同生活が送れることの方が多いです。犬と赤ちゃんが一緒に生活している家庭なんて、数えきれないほどありますよね。ただし、アレルギー反応を強く示してしまう場合は、一緒に生活できない場合もありますので、そこの判断は重要になってきますね。アレルギーがある場合でも、衛生面に注意を払いさえすれば、共同生活は可能です。ペットとの楽しい生活を続けながら、子育てに挑戦してみましょう。