女性は便秘がちになる人の方が多いと言われていますが、
お腹を壊しやすい女性もいるはず。
便秘も辛いですが、すぐ下痢に悩まされるのも辛いですよね。
実際に
・妊娠中なので下腹部を触って下痢の腹痛を抑えられない
・薬に頼って下痢を治せるのか
・下痢が続いたらどうしたらいいかわからない
などの悩みを持っている妊婦さんはたくさんいます。
しかし、妊娠に直接関係ないことを妊婦健診で相談するのは・・
とためらっている人もいるはず。
そこで今回は、妊娠中の下痢の正しい対処法をまとめてみました!
かかりつけ医に薬を処方してもらう
かかりつけのお医者さんがいる場合は、まず受診するのがベスト!
下痢に対処する薬を処方してくれるはず。
その時は必ず、「妊娠○週目です」
と妊娠していることと週数を伝えてくださいね!
内科であっても、妊娠していることを伝えれば
妊娠中に服用出来る薬を処方してくれるので、気軽に受診してOKですよ!
医師によっては、「妊娠中に服用出来る100%安全な薬はない」
と言われる場合もありますが、信用出来るかかりつけのお医者さんに相談するのが一番です。
また、「いつもの下痢だ」と思っていても
実は胃腸炎などの感染症になっている場合もありますので、
辛いと感じたら受診するのがおすすめです。
冬場など他の感染症が流行する時期は、
マスクなどの予防を忘れずに!
もちろん、産婦人科で相談するのもOKですよ!
妊婦健診が近い場合や内科などでインフルエンザなどの感染が心配な場合は、
産婦人科で相談しても良いでしょう。
お腹を冷やさないようにし、うどんやおかゆなど消化のいいものを食べる
下痢や腹痛がある場合は、
お腹に優しいものを食べるように心がけましょう。
腸への負担が減り、下痢が改善する場合があります。
温かいものを積極的に食べて、
体を温めることを意識してください。
冷えからくる下痢の場合は、
温めることで改善する場合もありますよ!
特に足下を冷やさないように注意が必要です。
足先の冷えは全身の冷えに繋がりますから、
夏でも靴下の着用は必須!
寝る時に靴下をはくと汗をかいて冷えてしまいますので、
逆効果になります。
就寝時の足の冷えが気になる場合は、
レッグウォーマーなどを着用して冷え防止をしてくださいね!
少しずつ水分補給をしっかりする
下痢の際は水分補給が必須です!
便と一緒に水分がたくさん排出されるので、
水分を摂らないまま過ごすと脱水症状になってしまうことも。
妊娠中は特に血液量が増えるなど水分が必要な時期ですから、
きちんと水分補給をするようにしましょう。
その際は冷たい飲み物ではなく、
常温か少し温かめのものを飲むと冷えを改善出来ます。
温かい飲み物といってもコーヒーや紅茶などの
カフェインを含んだ飲み物は水分補給に適しません。
利尿作用があるので逆に水分を体外に排出してしますからです。
また、あまり水分を欲しくならない冬場などの場合、
OS-1(経口補水液)などで効率的に水分補給をする方法もあります。
薬局などに販売されていますので、
水分補給が苦手な方は試してみてくださいね!
乳製品や油もの、生ものは控える
消化に時間がかかる乳製品は避けた方が、
腸への負担が減ります。
腸の動きをにぶくしてしまうことで、
下痢の症状が落ち着くまでに時間がかかるなどデメリットがあります。
また、近年は1年を通して生ものが原因の食中毒や胃腸炎が流行しますので、
お腹が弱い人は特に生ものは避けてください。
妊娠していない時はあたったことがない人でも、
妊娠中は抵抗力が弱っているため、
胃腸炎などにもかかりやすくなっています。
食べ物は全般的に注意が必要ですね。
妊娠中の下痢、間違った対処法は?
妊娠前から良く下痢になっていた人は、
普段から下痢の対処法を心得ていることと思います。
しかし、妊娠中は避けたい対処法もありますので、
間違った対処法は頭に入れておいた方が良さそうですね。
自己判断で市販薬を購入する
腹痛に効く市販薬はたくさん販売されていますよね。
妊娠前は、『自分に合った市販薬を購入していた』
という人も多いのではないでしょうか?
しかし、妊娠中にそれをすると危険な場合もあります。
週数にもよりますが、
妊娠中に服用してはいけない薬というのは少なくありません。
市販薬のほとんどに
「妊娠中の服用はおやめください(または、医師と相談してください)」
などの注意書きがあります。
自己判断での薬の服用は絶対にやめてくださいね。
お腹を冷やすこと
妊娠中は血液が子宮に集まりやすく、
体が冷えやすい傾向にあります。
冷えが原因の腹痛の場合、
お腹を冷やすことで症状が悪化することもすくなくありません。
下痢がある場合は、なるべく暖かくしてお腹を温めましょう。
腹巻きなどを使うのもおすすめです。
また、妊娠中は体が冷えると
お腹が張ってしまう妊婦さんも少なくありません。
お腹の張りは妊娠経過に影響を与えることもありますので、
十分に注意し体が冷えないようにしましょう。
まとめ
妊娠中の下痢は赤ちゃんに影響することも少なくありません。
また、ウイルス性の下痢の場合もありますので、
病院で診てもらうのが一番安心ですね。
脱水症状にならないように、
水分だけは摂っておくことが重要です。
下痢が落ち着くまでは、お腹を冷やさないように、
温かいものなどを食べて安静に過ごしましょう。
絶対に無理は禁物です!
「ただの下痢だ」と楽観視しないよう、
きちんと対処しましょう。