「育児は夫婦でするもの」という当たり前のことが浸透してきた現代の日本。
妻が出産する前から赤ちゃんにミルクをあげることを楽しみにしている
パパも多いのではないでしょうか?
そんな中、
・どの粉ミルクを使用したら良いのかわからない
・母乳中心で考えている場合の粉ミルクのおすすめの銘柄が知りたい
・ミルクを飲ませるにあたって何に注意したら良いのか
など、悩みを抱えているパパも多いはず!
しかも夫は妻と違ってなかなか情報を取り入れられる場所にも行かないですよね。
最近はマタニティ教室なども増えてきましたが、
妊娠中の妻のケアに重きを置いている場合が多く、
生まれてからのことはなかなか教えてはくれません。
そこで今回は、赤ちゃんのミルクの選び方をまとめてみました。
産院でもらった試供品などを色々ためしてみる
出産した病院にもよりますが、
多くの病院で「調乳指導」という時間があります。
これは入院中にママだけが受けるものでパパが参加することはできないのが一般的ですが、
多くの病院ではここでミルクを作っている会社の担当の人とお話が出来るんです。
病院によって使用しているミルクの銘柄は違いますが、
使われているメーカーの担当者がミルクの作り方などを指導してくれます。
その際に、ミルクの試供品をもらうこともあります!
50ml・100ml分の小さいパックになったミルクや、
小さい缶のものをもらえる場合が多いです。
意外かもしれませんが生まれたばかりの赤ちゃんでもミルクの好き嫌いはありますので、
全く飲んでくれないミルクもあるんです。
なので、試供品を利用して色々ためしてみるのがおすすめですよ!
2〜3社のミルクを手元に置いておく
赤ちゃんにも好き嫌いがあるので、
一度慣れ親しんだ味のミルク以外は飲んでくれない場合があります。
そうなると、例えば製造が中止されたり、
災害でそのミルクが手に入らなくなったりした場合に、
栄養を摂る方法がなくなってしまいますよね。
複数のミルクを常に手元に置きどれでも飲んでくれるようにしておくと、
万が一の時でも安心です。
価格ではなく赤ちゃんの好みを優先する!
粉ミルクはメーカーによって価格が様々です。
安いものから高いものまでありますが、
どのメーカーも厳しい基準に沿って製造しているため、
品質には大きな差ありません。
それなら安いものを!
と思ってしまいがちですが、
赤ちゃんが飲んでくれないメーカーのものを使い続けると、
赤ちゃんの体重増加にも影響してきます。
ミルクを選ぶ時は、『価格』ではなく『赤ちゃんの好み』
によって決めてあげましょう!
粉ミルクを試したら、嘔吐や下痢がないか観察する
稀にミルクアレルギーの赤ちゃんもいます。
ミルクを飲んだ後に嘔吐を繰り返したり下痢になったりする赤ちゃんは、
ミルクアレルギーの可能性があります。
この場合は直ぐにでも医師に相談しましょう。
ミルクアレルギーの赤ちゃんの場合、
アレルギーに対応したミルクを購入する必要があります。
初めてのミルクを飲ませた後は、観察を忘れないでくださいね!
哺乳瓶は薬液以外で消毒する
ミルク育児をする場合、哺乳瓶の消毒は必須になりますが、
おすすめは煮沸消毒か電子レンジタイプです。
薬液消毒は哺乳瓶の他、熱に弱いおもちゃなども消毒出来るので人気の消毒方法ですが、ミルクの味に影響する場合もあるので、好みの激しい赤ちゃんの場合避けた方が無難です。
とりあえずいろんなメーカーの粉ミルクを使ってみる
粉ミルクは赤ちゃんに飲ませるもので、
大人が飲むことは普通ありません。
なので、どんなものが入っていても赤ちゃんの具合が悪くなる以外に、
ミルクに含まれる不純物を見抜くことはできませんよね。
いろんなメーカーのミルクを使うことによって、
万が一ミルクに不純物が入っていても中毒を防ぐことが出来る場合もあります。
また、赤ちゃんにいろんな味に慣れてもらうこともできますので、
飲んでくれるミルクは種類が豊富な方が便利ですよ!
やってはいけないことは?
赤ちゃんの食に関することですから、
やってはいけないことだけは心得ておきたいですよね。
夫婦どちらかが知っていれば赤ちゃんのために避けてあげることができますので
知っていて損はないですよ!
フォローアップミルクを使用する
赤ちゃん用の粉ミルクは一般的に2種類あります。
0ヶ月から飲めるミルクと
9ヶ月から飲めるフォローアップミルク
の2種類です。
0ヶ月から飲めるミルクは母乳のかわりに赤ちゃんの栄養補給をするためのもので、
フォローアップミルクは離乳食で足りない栄養を補給するためのものです。
なので使用目的は全く異なります。
フォローアップミルクの方が安いので、
間違えて購入しないように気をつけましょう。
妻に全部任せっきりにする
母乳育児の場合はパパが授乳することは出来ませんが、
ミルクを使う場合はそうではありません。
パパも育児が出来るチャンスだと思って、
積極的にミルクをあげましょう。
また、混合育児の予定でも、思いのほか母乳の出が良いために
母乳だけで育てるなんてこともありますよね。
その場合は、授乳が出来ないかわりに、
おむつ替えや抱っこなどを積極的にしてあげてください。
ママの負担も減りますし、赤ちゃんにも懐いてもらえます。
「まだ小さいからわからないだろう」
と赤ちゃんと関わることを避けていると、
「パパ見知り」されて赤ちゃんに拒絶される悲しい結果になってしまいますよ!
初めて使うミルクをいきなり大缶で購入する
初めて使うミルクは、飲んでくれるかわからない上に、
赤ちゃんに合わない場合もあります。
具合が悪くなってしまったらそのミルクを使い続けるわけにはいかないので、
無駄になってしまいますよね。
また、一度開封したミルクは1ヶ月間しか使用出来ないため、
「もう少し大きくなってから使おう」ということが出来ません。
特に新生児期は赤ちゃんが1回に飲むミルクの量がとても少ないので、
大缶で購入しても無駄になってしまうことも多いです。
まとめ
初めてミルクを使う場合は、
まず赤ちゃんの好みを確かめたりアレルギーがないかを確認するために、
試供品や小さめの缶を使いましょう。
特に新生児期から大きめの缶を買わないこと。
新生児期は一度に飲むミルクの量が少ないので、無駄になってしまいます。
特定の味を好まないように定期的にミルクを変えてみるといいでしょう。
たくさんの味に慣れさせることは、
ミルクからしか栄養が摂れない赤ちゃんのためにパパができることのひとつです。