子育て中に車で移動する際、必須となるのがチャイルドシートですよね。子どもの安全のためには絶対に必要なものです。しかし、嫌がって座ってくれない子も多く、ママは頭を悩ませています。
- 子どもがチャイルドシートを急に嫌がって困っている
- チャイルドシートに乗せると大泣きして抜け出そうとし、じっとしている時間がなく大変
- おもちゃやお菓子で誘っても大泣きする
- どうしたらおとなしくチャイルドシートに乗っていてくれるの?
- 乗せるときも絶叫するので周囲の視線が痛い
- 子どもがどんなにきつく締めてもチャイルドシートから抜け出し危ない
など、子どもの命にかかわることですから、ママの気が気ではありません。泣きながらでも乗っていてくれればいいですが、抜け出してしまう場合などは、早急に解決したいですよね。そこで今回は、嫌がる子どもをチャイルドシートに乗せる方法をまとめてみました。
嫌がる原因は座り心地とか、不快な環境がないか確認しましょう!
安全性を高めている見返りに風通しが悪く、実はとても暑い
チャイルドシートで寝てしまった子どもを抱き上げると、大量の汗をかいていた……
という経験をしたことがあるママも多いのではないでしょうか?
チャイルドシートは熱がこもりやすく、背中が蒸れてしまったり、暑かったりすることがあります。
保冷剤ポケットなどを使用すれば、快適に過ごすことが出来るかもしれません。
保冷剤ポケットはびっくりするほど高いものでもないすし、繰り返し使えますから経済的です。
子ども用品店やAmazonなどで購入できますので、ぜひ探してみてくださいね!
別との調整が段階的なので、時々調整をしないと窮屈になっているかも
また、子どもの成長は早いので、知らない間にベルトがきつくなっていたり、サイズが合わなくなってしまっている可能性も。
対象年齢内であっても、子どもの体格によっては狭く感じる場合もあります。
チャイルドシートを使っていたけど実はとても窮屈になっていて、場合によってはジュニアシートに変更するなど、型を変えることも検討してみてくださいね!
泣かずに座れたし「しっかり褒める」事!
- チャイルドシートに座れたとき
- シートベルトを付けられたとき
- しっかり座って過ごせた場合の降車時
などのタイミングで、たくさん褒めるようにしましょう。
- 「おりこうさんだね」
- 「えらかったね」
など、どんな誉め言葉でもOKです!
子どもは褒められたらうれしいもの。
どんな言葉でも、ママがきちんと褒めてあげると
「また乗ってみよう!」
という気になってくれるかもしれませんよ!
車に乗る事が「楽しい事」と思えるように工夫する
子どもにとってみれば、窮屈な椅子に長時間座らされるわけですから、上で書いたように何をおいても快適である必要がありますよね?
さらに、車、チャイルドシート、お子さんの組み合わせによっては、窓の外がちゃんと見えないケースも多いと思います。
筆者の家庭ではワンボックスの助手席と2列目にチャイルドシートを付けていますが、回転式ではないチャイルドシートは高さが低く、助手席の子どもの目線では横のまどから景色が良く見えていません。
考えてもみてください。
- 横を向いても殆ど空しか見えず、前を向いても前方の車や対向車の車と空が見えるだけ
これじゃ子どもだって楽しくないですし、飽き飽きしますよね。。。すると
「車に乗るのは楽しくない!」
という風に、どうしたって思うようになっちゃいます。
なので、何か対策が必要になりますよね!
子どもが「楽しい!」と思えるグッズ(DVDやぬいぐるみ)を用意する
乗車中にDVDやCDをかけたりして子どもが楽しめる工夫をしてみてください。
後部座席の上部の手すりに、ぬいぐるみなどのおもちゃを吊り下げてもOK!
前席の背やヘッドレストにお気に入りのタオルなどを下げる方法もあります。
これらの方法が一番手軽なので、やろうと思ったらすぐに実践できますね。
お出かけ前にテレビでDVDを少し見せて、続きを車の中で見せる方法もあります。
バックモニターがある車の場合は、ぜひ試してみてくださいね!
チャイルドシートを付ける位置を変えて車からの景色、隣に座る人を変える!
今までは助手席に付けていたけど、2列目に付けてみる
「たったこれだけ?」
と思うかもしれませんが、車から外が見えにく子どもにしてみたら、とても大きな変化なんです!
「たったこれだけの事」でも、車から見える景色に大きな変化が生まれて、
車に乗る事が「楽しい!」
と思うようになるかもしれません。
最近のチャイルドシートは取り外し・取り付けも非常に簡単ですし、そもそも取り付けの位置を変えるだけですからこれこそ直ぐにでも試す事が出来ますね!
チャイルドシートに座らないと「お出かけ出来ないよ」と理解させる
そもそもチャイルドシートは
子どもの安全を確保し、命を守るためのもの
であり今は6歳未満の子どもに対しては義務化されているわけですから、
チャイルドシートに座れなくても良い
というのは親の責任であり怠慢以外の何物でもありません。
ですので、今までの「楽しい」とはちょっと違う方法を取ります。
ぐずってもチャイルドシートからは降ろさず、そのまま乗せておきましょう。
抜け出すようなら停車して、言い聞かせることも重要。
チャイルドシートは命を守るものです。
泣くからといって乗らなくていいとしてしまえば、もしもの時に命を落とす可能性があります。
泣いても運転に集中し、相手をしないのも効果的です。
泣くたびにお菓子をあげたりしていると、今度はお菓子が欲しくて泣き出す可能性もあります。
その他、ちょっとしたコツのようなもの
自分でやりたい気持ちを利用して
2歳くらいになってくると、なんでも自分でやりたい時期になってきますよね。
踏み台を用意したりして、自分でチャイルドシートに乗れるように工夫してみてください。
ベルトも自分で止められるようにしてみるといいかもしれませんね。
乗せるときはなるべく余計なことは考えないで
毎回ギャン泣きされると、ママもチャイルドシートに乗せるのが嫌になってきますよね。
とはいえ、ママが
- 「泣かれると嫌だな」
- 「またギャン泣きされるかも」
とネガティブな感情を持っていると、子どももそれを感じ取ってギャン泣きすることも。
車に乗る前から嫌がられることもあるようです。なるべく何も考えないようにしましょう。
チャイルドシートに乗せるときには声かけを忘れずに
周囲の目線が気になる時は
「何かあったら危ないから我慢しようね」
と声をかけましょう。
周囲からも温かい目で見守ってくれるはずです。
チャイルドシートに座る行為を楽しめるように声かけすることも大事です。
- 「ちゃんと座れたら出発しまーす」
- 「上手に座れる人―?」
など子どもと一緒に楽しめる声かけを考えてみてくださいね!
思い切り泣かせてから乗せる
お出かけ前からぐずっている場合は、無理にあやそうとせずに
乗せる前に思い切り泣かせてみましょう。
出かけるときには眠っていることも少なくありません。
また、チャイルドシートで眠ってくれるように、お昼寝の時間に合わせてお出かけする方法もあります。
気にせずに割り切ってしまうのも1つの方法
1~2歳の間はチャイルドシートを嫌がる子は多いです。
親が毅然とした態度で
「車に乗ったらチャイルドシートを締める」
ということを徹底していれば、いずれは泣かなくなります。
チャイルドシートに乗らないと出発できないということを、小さいころから教えていくことが重要ですね。
あまりにも酷いようなら違う交通手段の検討も
チャイルドシートに座れないくらい嫌がるようなら、
車での移動を諦めて違う交通手段を使いましょう。
事故を起こして子どもの命が危険にさらされては意味がありません。
やってはいけないことは?
シートから降ろし抱っこする
泣き止まないからと言って、シートから降ろして抱っこしてしまってはいけません。
一度シートから降ろしてしまうと、次も許されると思ってしまいます。
さらに激しく泣いたりすることもありますので、降ろさないことを徹底しなければいけません。
近所だからと言ってチャイルドシートに座らずに移動する
これ最悪です!
子どもには行き先までの距離などの感覚はありません。
一度でもチャイルドシートに乗せずに移動できてしまうと、それでもいいんだという認識になってしまうのです。
どれだけ近所でも、きちんとチャイルドシートに乗せましょう。
まとめ
子どもがチャイルドシートを嫌がるのには理由があります。
「不快」であるとか、
「退屈」であるとか、
チャイルドシートに乗らずに乗った経験があるなど、様々な理由が考えられますね。
それをひとつずつ取り除いていくことで、泣かずに乗ってくれるようになるかもしれません。
一度チャイルドシートに乗らずに乗車したことがあり、それを学習してしまっている場合、
「チャイルドシートに乗らないと出発しない」
ということをきちんと言い聞かせなければいけません。
理解するまでに時間がかかるかもしれませんが、いずれ泣かなくなりますので気長に言い聞かせましょう。