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体をこわばらせているのは何か病気のサイン?!2歳くらいまでの乳幼児に気を付けたいサイン

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子どもが生まれると、今まで耳にしなかった病気についての知識を付ける必要が出てきますよね。気にすることのない症状から、重大な病気のサインである症状まで、気になることはたくさん出てくるもの。特に、長期にわたって付き合っていかなければいけない病気のサインは、見逃したくないというのがママの気持ちです。

 

・前はしなかったのに最近いきんでいるように力が入ることが、多い時には10分に3~4回もある

・てんかんやけいれん発作につながる症状ではないか心配

・離乳食の時に体を震わせることがあるのはなぜ?

・肌寒いのか、おしっこをしているときのような震えが頻繁にあり心配

・起きているときは機嫌よく遊んでいるが、眠りにつく前や眠りの浅い時に激しく頭を振る仕草を見せたり、何かにびくっとしたように手を動かす時が頻繁にあり心配

・呼びかけに応じないことがあり、すぐ元に戻って遊んでいるけど時々意識がないのではないかと心配している

 

など、「けいれん」の兆候のような症状に敏感になっているママも多いようです。そこで今回は、体をこわばらせる症状から考えられる病気などについて、まとめてみました。

 

  • 短時間体を硬直させて、手足を震わせるとき疑われること

生後半年以降の乳幼児から、15歳未満で症状が出たときに疑われることとしては、おしっこしている、便秘になっている、モロー反射、寒い、習癖、身震い発疹、睡眠時ミオクローヌス、泣き入りひきつけ、熱性けいれん、てんかん、ウイルス性脳炎などの感染症、低カルシウム血症、特発性副甲状腺機能低下症などがあります。交通事故や転倒事故、薬などの誤飲によるものは、すぐに119番しましょう。

 

  • けいれんを起こした場合の対処法

数分で治まるけいれんは、後遺症の心配や命の危険があるものは少ないです。慌てずに応急処置をしましょう。

  • 衣服を緩める。首まわりを締め付けないようにしましょう。
  • 平らなところに寝かせる。頭を少し後ろにそらせて呼吸が楽にできるようにする。
  • 嘔吐が伴っている場合は、顔を左に向けて気道確保する。嘔吐したものが顔についていたら拭き取る。
  • けいれんの様子(左右差)、時間(けいれんが続いた時間、けいれんが治まってから意識が戻るまでの時間を計る)、体温などを確認しメモする。
  • 発作が5分以上続く場合や、発作が治まっても意識や顔色が戻らない時は救急車を呼びましょう。数分で治まり意識や顔色がすぐに戻るような場合は、様子を見てかかりつけの小児科を受診しましょう。

 

  • おしっこをしている

体の外におしっこやうんちが出ると、少しだけ体温が下がることがあります。体温を戻そうとして反射的に震えが起こるそうです。経験がある人も多いのではないでしょうか?特に問題のない震えですので、安心してくださいね。

 

  • 便秘になっている

離乳食が始まると、これまで柔らかかったうんちが、固形になってきます。便が硬くなると、いきまずに出すのが難しくなりますので、便秘気味になることも。そのため、何度もいきんで便を出そうとします。水分を多めに摂取することで便秘が解消される場合もありますので、心がけてみてくださいね!

 

  • モロー反射

大きな音や刺激を受けたときにびくっと震え、両手をあげて抱きつく仕草をすることをモロー反射と言います。原始反射ともいわれる正常な反射運動です。生まれてから4ヶ月頃まで見られる反射で、よくあるものですので問題はありません。

 

  • 寒い

寒さに体が反応して小刻みに震え、熱を作り出そうとします。赤ちゃんの場合は寒さを訴えることができないので、小刻みに体を震わせて体温調節している場合も。服装や室温などを確認してみましょう。

 

  • 習癖

比較的神経質な子に見られるクセの場合もあります。病気ではないので、治療の必要はありません。親がそれを気にしすぎて、何度も指摘したり咎めたりすると、逆に悪化してしまいますので、ゆったり落ち着いて抱きしめたり撫でて落ち着かせてあげてください。

 

  • 離乳食中の身震い

味が苦手な離乳食だと身震いすることもあります。特に異常はありません。

 

  • 身震い発作(英語では「ジャンダリング・アタック」)

身震い発作は乳幼児(4ヶ月~6ヶ月)に発症し、6~7歳まで継続することもある発作です。

 

身震い発作の症状として典型的なのは、首と胴体が屈曲し腕を伸ばした状態、もしくは肘や膝を少し曲げた状態で体をこわばらせ、腕や足を細かく震わせます。普段の動作中や、離乳食の食事中などの突然出現します。奇声を伴うことも。

 

発作時間は短く、通常は数秒で終わります。頻度は数週間ないこともあれば、1日に何回も起こることもあり、一定ではありません。発作以外の他の症状は伴わず、顔が赤くなることはあっても、白目になったり意識を失ったり、呼吸が止まったり、発作後に前にできていたことができなくなったりもしません。

 

原因ははっきりとしておらず、興奮や怒り、恐れ、不満のような情動的要因が関係し起こるのではないかと考えられています。子どもは脳や神経が未成熟なため、小さな刺激でこのような発作が起きることもあるのですね。幼いころは無意識に体に力が入ってしまうこともあります。成長とともにコントロールできるようになるとも言われています。

 

年齢が上がれば自然に回数が減って発作を起こさなくなるので、治療の必要はありません。発作が数分間続いたり、意識がなくなったりする場合は、別の病気の可能性があります。かかりつけの小児科に相談し、神経専門のドクターがいる小児科や、てんかんの専門医を紹介してもらいましょう。発作時の動画などがあれば、医師も判断しやすいので、発作時に動画を撮るのもおすすめです。

 

症状はてんかんやひきつけなどと判別しづらいものです。身震い発作と他のてんかん発作の違いは、発作時に通常時の脳波に異常がないこと。脳波を調べれば病気かどうかははっきりしますので、調べてもらうといいですね。また、てんかん発作とは異なり、睡眠中には起こりません。

 

  • 睡眠時ミオクローヌス

睡眠中に自分の意志に関係なく、体が勝手に動く不随意運動のことです。筋肉が急にびくっと動くことが繰り返されます。眠りの浅いノンレム睡眠の時に起こりやすく、眠りの浅いノンレム睡眠の時に起こりやすく、たいていは10秒以内の瞬発的なものです。目が覚めない限り自覚することはなく、朝起きて疲れていたり、だるかったりします。生理的な運動なので、将来てんかんに変わることはなく、深刻なことではありません。

 

睡眠時ミオクローヌスかどうかを見分けるには、びくっとしているときに起こすとちゃんと起きるか、瞬間的なビクつき以外に変わったようすはないか確認しましょう。この場合も、症状を動画で撮影し病院で相談する必要があります。症状のために眠れていないようなら受診が必要です。

 

原因としてはっきりしたことはわかっていません。鉄欠乏性貧血や腎機能障害も要因として考えられています。確定することは難しく、他の病気の可能性を全否定することが必要となります。検査として、寝ているときと起きているときの両方の脳波や呼吸、足のけいれん具合を調べるセンサーを付ける「睡眠時ポリグラフ検査」があります。新生児の場合は、睡眠時1時間、起きて30分ほどの脳波を調べることも。

 

新生児で脳波に異常が見られない場合の多くは「良性新生児睡眠時ミオクローヌス」と診断され、生後3ヶ月~1歳ごろまでには自然と無くなるため治療はせず、様子見で月1回程度の通院となります。基本的には治療の必要はありませんが、多発して不眠の原因となる場合はパーキンソン病の治療薬や抗てんかん薬、または不随意運動を抑制する薬を内服することもあります。

 

  • 泣き入りひきつけ

泣き入りひきつけは「憤怒痙攣(ふんぬけいれん)」とも呼ばれる生後半年から4歳ごろに見られることの多い疾患です。そのほとんどは激しく泣いて息が吐いたままの状態になり、呼吸が止まって体が硬直したり反り返ってけいれんを起こす青色失神。顔色が青くなったり、全身がぐったりすることもあります。ほとんど泣いていないのに突然心拍が停止し、けいれん症状が起きる白色失神も稀に見られます。発作の時間は1分程度で、脳波などに異常はなく予後は良好なので急に症状が出ても、慌てずに体を横にして時間を計りましょう。

 

泣き入りひきつけかどうかの判断は、けいれんの前に泣いているかが重要になってきます。一時的に無呼吸状態になり、熱はなく、顔色が青や紫(チアノーゼ)になっているかなども判断材料となります。

 

原因は脳が未熟で、刺激に対して脳細胞が異常に興奮してしまうことで起こります。自我が強く癇癪を起しやすい性格だったり、繊細で非常に怖がりな性格だったりする子どもが突然予期しないことに遭遇し泣き出して起こることが多いです。そのほとんどはすぐに回復しますが、1分以上息ができない状態が続いたり、顔面蒼白になるような発作の時は、すぐに救急車を呼んで病院を受診しましょう。

 

脳の未熟さが原因で起こる発作なので、6歳ぐらいになり脳が発達すると自然に怒らなくなっていきます。てんかんに移行したり、脳に障害が残ったりすることはありませんが、泣き入りひきつけが1分以上続いたり、意識障害や筋肉のけいれんが見られたり、頻度が高くなってきたと感じた場合は、かかりつけの小児科に相談しましょう。

 

  • 熱性けいれん

熱性けいれんは発熱がきっかけとなって起こるけいれんです。急激に熱が上がる直前に起こることもあります。生後半年から5歳までの乳幼児に起こりやすいといわれています。症状は、上向きになり白目をむいて意識障害(呼びかけに反応しない)を伴って、身体を硬くし手足ががたがた震えます。時間は5分以内と短く、繰り返すことはありません。けいれんは同じ場面でまた起きることがあるので、一度熱性けいれんを起こしたら医師の診断を受けておくと安心です。

 

原因ははっきりとわかっていません。熱の刺激により、脳内で指令を出す際に出る電流の調節がうまくできずにけいれんが生じると考えられ、脳が未熟であるために起こるのではないかとされています。親兄弟に熱性けいれん経験者がいた場合は、起きる可能性が高くなるといわれていますが、遺伝がなくても起こることがありますので、注意が必要です。

 

熱性けいれんは単純型と複合型があり、単純型熱性けいれんは生後6ヶ月から6歳までの子どもに発症し、けいれんは左右対称で5分以内に治まります。意識障害や麻痺が残らないことが特徴です。親兄弟にてんかんの人がいない場合で、熱性けいれんを起こす前に神経症状や知的な障害がない場合は、単純型となります。後遺症の心配はほとんどなく、繰り返すことも少ない熱性けいれんです。

 

複合型熱性けいれんの場合は、けいれんが左右非対称でない、けいれんが5分以上続く、意識障害や麻痺がある、24時間以内に繰り返しけいれんが起きている、親兄弟にてんかんの人がいる、神経症状や知的な障害があるどれか一つでも当てはまる場合は、複合型の可能性があります。複合型は1回の発熱で何度もけいれんしたり、発作後に意識が戻りにくかったり、微熱でもけいれんを起こしやすく大きくなってもけいれんを起こすことがあります。脳の神経異常が原因となっている可能性もあり、繰り返していると知能障害や運動障害が出る場合も。

 

複合型熱性けいれんの場合は治療が必要で、けいれんが起きた原因が他の病気でないことを血液検査、脳のCTやMRI、髄液検査などで調べます。過去に複合型熱性けいれんを数回起こしている場合は、次回熱が出た際に頓服できるよう抗けいれん剤のダイアップ座薬が処方されます。ダイアップ座薬でのけいれん予防は、日本出しか取り入れておらず、海外では熱性けいれんで脳への影響が出ることはないとされ、予防は不要と考えられているようです。

 

複合型熱性けいれん後の生活での注意として、

・いつでも処方されたダイアップ座薬を使用できるように用意しておくこと(旅行や外出には持っていくこと)

・解熱剤の使用は控えること。熱が出たときに解熱剤を使用すると、薬の効果が切れたときにけいれんを起こすことがあります。解熱剤よりもダイアップ座薬でのけいれんの予防を。

・風邪を引いたら病院を受診し、薬を処方してもらいましょう。市販の風邪薬、鼻炎薬に含まれている成分が、けいれんを誘発してしまう可能性がありますので、市販薬は使う前に医師に確認すること。

・けいれんが起きてから3ヶ月はあけなければいけませんが、熱が高くなる感染症の予防接種は受けておくこと。

などが挙げられます。

 

  • てんかん

てんかん発作は大脳の神経細胞が無秩序に反射することによって起こります。この過剰な反射が、脳のどの部分に起こるかによって症状は様々で、発熱がなくてもけいれんを繰り返し起こすことが特徴です。脳腫瘍や脳の外傷、脳炎、髄膜炎、出生時の仮死状態・低酸素などが原因のものを「症候性てんかん」と言い、検査で異常が見つからない原因不明のものを「突発性てんかん」と言います。成長に伴って治るものもあれば、難治性の物など多くの種類の発作があり、正確に見分けることは難しい病気なので、まずはかかりつけ医に専門医のいる病院を紹介してもらいましょう。

 

てんかんの診断では、まず問診で発作の様子を詳しく説明します。症状が出ているときの動画があると医師の診断の手助けになります。問診でてんかんの疑いがある場合は、脳波の検査をします。ほかにも、頭部CTやMRI、血液検査、尿検査などを行う場合も。

 

小児科で診断されるてんかんにはいくつか種類があります。

・良性小児てんかん

7~10歳ごろに始まり、15~18歳ごろに自然に治まります。症状は寝入りや寝起きに顔がビクビクしたりしびれたりし、その後全身けいれんも起きるときがあります。時間は2~3分で、自然に治まることが多いので必ず治療をするというわけではありません。発作の回数が多かったり、昼間に発作が出る場合は、治療が必要な場合も。

 

・小児欠神てんかん

4~10歳ごろの女児に多く、突然、短時間意識がなくなる発作が起きます。発作は30秒以内で治まり、発作後何事もなかったかのように直前の動作の続きを始めるのが特徴です。発作の頻度は1日に10回以上で、投薬治療が一般的です。多くの場合は12歳ごろに治癒します。

 

・若年性ミオクロニーてんかん

起き抜けに突然、電気が走ったように筋肉が収縮したり、全身ががくがくする、または全身を硬直させたりする発作が起きます。意識はなく、白目をむいたり一点を見つめたり、口から泡を吹くことも。12歳~18歳ごろに始まり、多くの場合は抗てんかん薬によって症状を抑えることができますが、治療を中止すると再び発作が起きることがあるので、長期の治療が必要とされています。

 

発作のタイプや年齢、親族の既往歴、脳波の検査などで診断されて治療法を決めますが、多くは抗てんかん薬による治療、もしくは外科的治療が行われます。治療期間はてんかんの種類によって異なりますが、約2~5年間、毎日抗てんかん薬を服用します。薬は長期間飲み続けることを前提に開発されていて、専門の医師が注意しながら処方しますので、知能や運動の発達への悪絵驚、体の負担など心配は多いかもしれませんが、発作を予防することが優先、小児期のてんかんはきちんと治療すれば治癒するものが多いので、きちんと治療しましょう。

 

てんかんと診断されても、日常生活に特に制限はありません。とはいえ、発作はいつ起こるかわかりませんので、大人が見ていない場所での水遊びや、高いところにのぼるのはやめておきましょう。発作を誘発してしまう場合がありますので、睡眠不足や過度の家老、テレビゲームやスマホの長時間使用、テオフィリン製剤(ぜんそくなどの薬)の服用は避けてください。治療の中断は絶対に自己判断ではなく、医師に相談しましょう。

 

  • ウイルス性脳炎

感染したウイルスが体内で増殖し、脳や脊髄に入り込んで起こる病気です。一般的に風邪に似た症状から始まり、急激に高熱や激しい頭痛、嘔吐があり、けいれんや手足の麻痺、意識障害、項部硬直(首の後ろが痛くなり曲げられなくなる)が起こる場合も。発症から数日で症状がピークに達します。重症化すると脳に大きなダメージを与え、記憶障害や言語障害などの後遺症が残る可能性も。日本脳炎、単純ヘルペス脳炎、インフルエンザ脳炎などがあります。

 

1ヶ月以上頭痛と微熱を含む発熱が続いている場合は、免疫力の低下によってウイルス許容量を超えてしまっている可能性があり、脳炎の疑いがあります。子どもの場合、頭が痛いと表現することも。少し顔色が悪い、あくびをよくする、不可解なことを言う、不可解な行動をするなど、気になる症状がある場合は、すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

 

熱性けいれんと症状がよく似ているのでわかりにくいですが、「初めての熱性けいれん」「けいれんが5分以上続く」「けいれんを繰り返す」「けいれんが左右対称ではない」「意識の回復が悪い」などの場合は脳炎の疑いもあります。すぐに病院を受診しましょう。

 

ウイルス性脳炎の治療は、単純ヘルペス脳炎の場合のみ、抗ウイルス薬が存在します。早期に服用することで効果があるものです。その他には特効薬はありませんので、脳圧を下げる治療をして脳のむくみやけいれんを予防、全身の管理を行う対症療法が中心となります。

 

ウイルスに対する特効薬はありませんので、感染から身を守ることが重要となってきます。日本脳炎はワクチンが存在するので、ウイルスに感染しても脳や脊髄で炎症が起こらないように、予防接種をしておくのがおすすめです。注意しなければならないウイルスとして、夏風邪で流行するエンテロウイルス、突発性発疹の原因であるヘルペスウイルス属です。水痘もヘルペスウイルス属なので、注意しましょう。

 

  • 低カルシウム血症

低カルシウム血症は、血液中のカルシウム濃度が低くなっている状態です。軽度の場合は症状が出ないことが多いですが、一部の人では「テタニー」と呼ばれる足や全身の筋肉、顔面筋のけいれんや手足のしびれ、感覚異常が起こることもあります。

 

原因は副甲状腺の病気や腎臓の病気、薬やビタミンD欠乏、カルシウム摂取不足などが考えられます。血液検査で血しょう補正カルシウム濃度が8.8mg/dL未満になると診断されます。

 

そのほとんどは自然に治癒しますが、原因に応じてカルシウムやビタミンDの補充を行うことも。適切に治療を受ければ、手術などは必要ありません。

 

  • 特発性副甲状腺機能低下症

副甲状腺ホルモンの生成が低下し、低カルシウム血症や高リン血症を起こします。症状は低カルシウム血症と同じもの以外にも、脱毛、皮膚の白斑、カンジダ症、心奇形、顔貌異常、感音性難聴、O脚、X脚などがあります。

 

原因は不明とされていますが、近年の研究により、免疫異常、奇形症候群に伴う副甲状腺の臓器発生の異常、カルシウム感受性の異常、副甲状腺ホルモンの異常などが原因になることがわかってきています。

 

内分泌疾患の専門外来を持つ小児科を受診し、血液検査などを行うことで診断をもらえます。原因がはっきりと解明されていないので、特定の予防法は存在しません。症状が現れてから、対症療法で治療するのが一般的です。治療には活性型ビタミンDやカルシウム剤を服用し、血中カルシウム濃度を調整する治療法が用いられます。

 

  • やってはいけないことは?

・大声で名前を呼ぶ

目の前でわが子がけいれんすると、思わず大声で名前を呼んでしまいそうになりますが、実は逆効果です。その声が刺激となって、けいれんが長引いてしまうことも。冷静に、けいれんの時間を計るなどして見守りましょう。

 

・体を揺する、押さえる

これも同様で、刺激となってけいれんが長引いてしまうことがあります。安全な場所に寝かせるのが正解です。

 

・舌を噛まないように口の中にものを入れる

昔の人はけいれんが起きたら割り箸を噛ませるなどという場合もありますが、それは間違った対処法です。口の中を傷つけたり、指を噛まれてケガをしてしまうことも。下あごを軽く上げてあげると、舌が下がって噛みづらくなります。

 

  • まとめ

小さいころに起こるけいれんの多くは、成長とともに頻度が減り、自然治癒するものということがわかりましたね。気にしたいのは「5分以上けいれんが続く」「意識の戻りが悪い」「けいれんが左右対称ではない」の3つの項目です。これらに当てはまると感じた場合は、症状が出ているときに動画を撮影し、医師の診断を仰ぎましょう。脳波検査や血液検査によって、診断が下されます。もし病気であったとしても、適切な対処で普通の生活を送ることは可能ですので、落ち着いて対処しましょう。

 

また、どのようなけいれんの場合にも、初めて起こった際はかかりつけの小児科に相談し、時間外であれば救急車の要請も可能です。#8000での相談もできますので、焦らずに病院を受診しましょう。

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