赤ちゃんが生まれてから怒涛のような日々を過ごしている新米ママが、やっと育児のペースに慣れてくる頃。生後3週目と言えば、床上げの時期でもありますから、ママも徐々に妊娠前と同じような生活に戻っていく時期ですね。2週間新生児との生活をしてみて、慣れてきたママも多いですが、ここで「魔の3週目」が訪れます。
・全然寝てくれなくなって疲れも溜まりイライラする(おむつもきれい、授乳もした、室内温度も適温なのになんで泣いてるの?)
・育児にまだ慣れなくて不安(何をしてあげたら泣き止んでくれるの?)
・実家に頼りたいけど頼れない(遠くに住んでいるので行きたくても行けない)
など、ママたちの精神状態は限界に達している場合も。育児ノイローゼや産後うつなどに悩むママが増えてくるのもちょうどこの時期ではないでしょうか?そこで今回は、魔の3週目を乗り切る方法をまとめてみました。
- 夫に相談する
夫婦間での育児の共有は絶対必要なことです。自分がどれだけ悩んでいても、大変な思いをしていても、実際には昼間仕事に行っている夫には、その緊迫さが伝わっていないこともあります。そして、自宅で育児をしているママにとって、大人と話すということはとても大事なこと。どんなに1人が好きな人でも、何日も家から出ずに人と会話しないまま生活していると、ストレスが溜まってしまうものです。
夫が帰ってきたら、今日あったことを夫に話し、大変さをわかってもらいましょう。育児に慣れつつあるとはいえ、ママはまだ産後3週間の体です。体調も万全ではないので、息抜きが必要ですよ。育児の話を積極的にすることによって、夫も育児に参加しやすくなります。協力を得られれば、ママも体を休める時間が作れるので、夫を巻き込んで育児をするように心がけてみて!
- 夫に子どもを預けて外出してみる
24時間赤ちゃんと一緒の生活をしていると、ママの気持ちも休まりません。特に第一子の場合、「この子の命は私にかかっている」と知らない間に自分自身にプレッシャーをかけてしまうママも多いんです。それではこれから先の長い育児、ママの体がもちませんよ!夫が休みの日に赤ちゃんを見てもらって、短時間でもいいので外出してみては?
買い物でも美容院でも散歩でも、無理のない範囲なら何でもOKです。イライラしていてどうしたら良いのかわからなくなっていても、実際に赤ちゃんと離れてみると「赤ちゃんが心配で早く帰りたい」なんて思うもの。時には子どもと離れることも大事ですよ。
- 大きな気持ちでわが子に接する
新生児期はよく寝るものだと思っているママは多いですが、赤ちゃんは泣くのも仕事です。「赤ちゃんは泣くもの」と割り切って接することで、ママの気持ちも少し楽になるのではないでしょうか?
泣き止ませようと必死になる必要はありません。「今は泣きたい気分なのね」と見守るくらいの大きな心で接してみましょう。
- 今が頑張り時!と思って頑張る
ほとんどのママはこうしているのではないでしょうか。24時間が永遠に感じるほど、寝ない時期の赤ちゃんのお世話は辛いものです。それも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、過ぎてみると良い思い出になっている場合も。1人で乗り越えた経験のあるママは、それが自信につながることがあるのも事実です。
しかしこれは、まだ心に余裕のあるママだからこそできること。本当に疲れて倒れそうになったら、誰でもいいので助けを求めてくださいね。
- 逆にやってはいけないことは?
・育児ノイローゼになるまでため込んでしまう
赤ちゃんはママの心の変化にとっても敏感です。生まれたばかりの赤ちゃんにわかるはずがないと思ってしまいがちですが、ママがイライラしていると眠らなくなってしまう赤ちゃんがいるのも事実。へその緒でつながっていた赤ちゃんだからこそ、離れてからもママの気持ちを敏感に察知するのかもしれません。
溜め込んだストレスは母乳の出にも関係してきます。母乳が出なくなってくると、お腹が満たされなくてさらに泣いてしまう赤ちゃんも。ストレスを解消する方法を見つける必要がありますね。
・赤ちゃんにあたる
これは当たり前ですが、赤ちゃんにイライラをぶつけるのは良くありません。エスカレートすると虐待になってしまいますし、低月齢の赤ちゃんほど虐待死のリスクが大きいです。赤ちゃんにあたる前に、相談窓口に連絡するなど対処が必要ですね。
- まとめ
まだママになって3週間なのですから、完璧にできなくて当たり前です。イライラしてしまうのは仕方ないですし、赤ちゃんが泣き止まないのも仕方のないこと。「そういうものだ」と割り切る大きな心が必要ですね。
赤ちゃんだって生まれてまだ3週間ですから、外の世界に不安を覚え始めるころかもしれません。育児が大変なら、夫に協力してもらえる家事などは夫に任せたり、ご飯は宅配を頼んだりして手を抜きましょう。そして、昼間でも寝てくれる時間帯に一緒に眠り、赤ちゃんとの今しかない時間を楽しんでくださいね。