ミルクで子どもを育てているというママはたくさんいると思います。最近は、たくさんのメーカーから赤ちゃん用の粉ミルクが発売されていて、どれにしようか迷ってしまうママも多いですよね。
・試供品の粉ミルクを消費したい(サンプルをたくさんもらうし、ミルクは高いので捨てるのはもったいない)
・種類の違う粉ミルク同士を混ぜてもいいか心配(1包100ml分のものが多いので、1袋だと中途半端)
・混ぜて飲ませたら何か害がある?(栄養が偏ったりしないのか心配)
など、主に試供品としてもらったものを消費したいけれど、1包じゃ中途半端だから混ぜてあげてもいいか悩んでいるママもいるんですね。確かに、大きな缶で買っていると違うメーカーのミルクを混ぜてあげることはまずありません。でも、産前産後はミルクの試供品をもらう機会もたくさんあるんですよね。そこで今回は、メーカーの違う粉ミルクを混ぜてもいいのか、試供品の消費方法などをまとめてみました。
- 産婦人科や保健所の人に電話相談してみる
育児についてわからないことがある場合は、専門家に聞くと確実だし安心できます。そういった疑問を持っているママがいるということは、問い合わせがあるということですよね。専門家の人の意見なら、納得して与えることができそうですね。また、ミルクのメーカーにも問い合わせてみてもいいかもしれません。赤ちゃんに与えるものなので、きちんと対応してくれますよ。
- 混ぜずにそれぞれ別々に与える
心配なら別で作って飲ませればOKです。手間はかかりますが、それが一番安心ですよね。哺乳瓶も2本使うことになるので、ちょっと面倒ですが、飲ませた後ずっと心配することを考えると、別々に飲ませた方がいいかも。
- 離乳食などに使用する
粉ミルクの消費方法は、ミルクとして飲ませるだけではありません。離乳食に使うという手段もあります。ミルクがゆなどに使ったり、パンケーキなどお菓子の材料に牛乳の代わりに入れてもOKです。栄養価が高いので、離乳食をたくさん食べてくれない子にもおすすめですね。また、ミルクの味がすれば食べてくれるようになる子もいますので、ぜひ試してみてください。
- 逆にやってはいけないことは?
・下痢やアレルギーの症状が出ても混ぜたものをあげ続ける
赤ちゃんの中にはミルクアレルギーを持っている子もいます。ミルクを混ぜてあげた場合に、発疹が出たりひどい子ならアナフィラキシーショックを起こす場合も。食物アレルギーよりは少ないのですが、ミルクアレルギーを持っている赤ちゃんの場合、アレルギー対応のミルクが必要になるかもしれません。また、いつもと違うミルクを飲むことで消化不良を起こして下痢をする場合があります。いつもと違うと感じた場合は、飲ませるのをやめて、もったいなくても破棄するようにしましょう。
・0ヶ月~のミルクとフォローアップミルクは混ぜない
粉ミルクにはいくつか種類があり、0ヶ月から飲める赤ちゃんの主たる栄養源になるものと、離乳食で足りなくなった栄養素を補うためのフォローアップミルクがあります。この2種類は使用目的が違いますので、混ぜて与えるのはやめましょう。また、普段アレルギー対応用のミルクを使用している場合、そうでないものと混ぜて与えることでアレルギーが出ることも。普段使用しているミルクと、試供品のミルクが同じ目的のミルクかどうか、きちんと確認してから与えてくださいね。
- まとめ
粉ミルクを混ぜてもいいかどうかに関しては、様々な意見があるようです。病院でも「胃の中に入ってしまえば同じ」という考えの病院もありますので、そこまで神経質に気にする必要はなさそう。とはいえ、アレルギー反応が出ないかどうか、下痢になったりしないかどうかなどは要観察です。また、粉ミルクは成分がメーカーによって違うので、できれば別で作って飲ませた方が胃には優しいですよ。特に初めて飲ませるメーカーの粉ミルクであれば、どちらがアレルギー反応を起こしたのか分からなくなるので、別々に与えた方が安心です。サンプルのミルクはそのほとんどが少量の個包装なので、離乳食用として消費しているママもたくさんいます。