2人目以降の出産ともなると、ママも慣れてきて里帰りをしない選択をする人もいます。また、上の子はもう幼稚園や小学校へ行っているけど、夫は仕事で上の子の育児を任せることができない家族も多いですよね。しかし、里帰りなしの出産では、新生児期の下の子を連れて外出……なんてシチュエーションがあるかもしれません。
・新生児を過度に外出させてもいいか不安(まだ首も座っていないし、病気にならないか心配)
・新生児を連れての外出では周囲の目が気になる(赤ちゃんが可哀想、親失格などと思われたくない)
・できれば赤ちゃん中心の生活をしてあげたい(赤ちゃんの安全が第一だし、自分も回復していないので自宅でゆっくり過ごしたい)
など、出産後の生活に不安を持っている経産婦さんはたくさんいるのです。新生児期は生後28日まで。約1ヶ月ですから長いですよね。そんなママたちのために、役に立つ方法をまとめてみました。
- 新生児の体調に気を付けながら外出する
新生児期の外出事情は、下の子の出産時期によっても変わってきます。過ごしやすい季節ならまだ安心ですが、真夏や真冬など暑さや寒さが厳しい季節は、赤ちゃんの体調が崩れてしまう恐れも。冬はしっかり着込む、夏は保冷材などをうまく使って体温調節をしっかりすることが重要です。また、車での移動をメインにするなど、移動手段も考えましょう。
- 買い物はパパに行ってもらうか、宅配を頼む
スーパーなどへの買い物は、なるべくパパに行ってもらうようにしましょう。赤ちゃんの外出の心配だけではなく、ママも産後間もない体ですから、パパでもできることはパパにお願いするのが正解です。ママも無理をしてはいけません。また、生協などの宅配サービスを利用したり、今日頼んで今日届くネットスーパーなども普及しています。住んでいる地域が宅配地域に該当するか、前もって調べておくといいでしょう。
- 周囲の目は気にしない!
自分が思っているよりも、周囲の人は他人を気にしていません。「赤ちゃんが可哀想よ~」なんて声をかけてくる人も稀にいますが、そこまで本気で思っていないことも多いです。「心配してあげる私って優しいって思っているのね」と開き直ってしまうのが正解です。2人以上育てているママなら、その苦労は絶対にわかってくれるはず。この方法が私たち家族にとってベストな方法なんだと自信を持ってくださいね!
- 上の子に合わせつつ、赤ちゃんにも負担がかからないように
お散歩や公園などは、あまり人のいないところへ行くようにしましょう。また、1日の中でも過ごしやすい時間帯がありますので、季節によって外出の時間は調節するようにしましょう。また、この機会に家の中で楽しめる遊びを探してみるのもおすすめです。下の子のお世話にも巻き込んで一緒にさせてあげることで、上の子の意識が高まることも。「家にいることも楽しい」と思ってもらうチャンスだと思ってみてはいかがでしょうか?
- 逆にやってはいけないことは?
・感染症が流行っている時期の人ごみへの外出
新生児はまだ免疫力が十分ではない場合があります。母乳育児の場合は、母乳を通して徐々にママから免疫力をもらっていきますが、ミルク育児の場合はより注意が必要です。保育園や幼稚園への送り迎えなど、子どもがたくさんいる場所に行く場合は、預け先を探すか、送り迎えだけママ友やファミリーサポートに依頼するなど、別の方法を考えましょう。また、新生児期の赤ちゃんが感染症にかかってしまうと重症化しやすく、発症しただけで入院……なんてことも珍しくありません。特に感染症が流行する真冬の時期は注意が必要です。
・上の子に合わせすぎる
ママも産後数日の体ですから、元気と思っていても体はまだ回復していません。産後の体で無理をすると、回復が遅れたり、骨盤がゆがんだりするなど、母体に悪影響が出ます。上の子に合わせて毎日長時間外出したり、体を休めることなく無理に活動すると、ママの体がもちません。一番大切なのは、ママの体だと思ってください。ママが無理をして倒れたり入院することになってしまえば、困るのは大切な子どもたちですよ。
- まとめ
赤ちゃんが生まれて1ヶ月健診までは、外出を不安に思うママは多いです。しかし、上の子がいるとずっと家にこもっていることはできませんよね。幼稚園や保育園の送り迎えなど、仕方のない場面もたくさんあります。赤ちゃんが病気になることは避けたいですが、2人以上子どもがいるママなら当たり前にやってきたことなので、あまり心配する必要はありません。子どもたちや人ごみには極力近づかないように工夫しましょう。
また、ママの体も万全の状態ではありません。上の子には多少の我慢をさせてしまいますが、楽しく過ごせる工夫をしてみましょう。子どもには、ママの思いが通じるはずですよ。外出はできるだけ必要最低限にし、買い物などは宅配やネットスーパーを使用して、外出しなくても良いようにしてみては?赤ちゃんがいる家庭は特典があるなど、お得になる場合も多いですよ!いろんなサービスを活用して、子どもたちとたくさん触れ合えるといいですね。