妊娠中は、食事も服装も出かける場所も制限されて、妊娠前とは全然違う生活を送っている女性も多いのではないでしょうか?お腹に赤ちゃんがいると、それだけで体調は安定しないし、いつ何が起こるかわかりません。でも、ママだってストレスは溜まりますよね。妊娠してるだけで幸せ・・・なんて女性ばかりではないのです。
・妊娠中はどこで遊んだらいい?
・洋服もマタニティしか選べないし楽しくない
・食事も制限されていてストレスが溜まる
・妊娠中にしておいた方がいいことはある?
・妊娠していても楽しめることや場所は?
など、妊娠していても毎日を楽しみたい!素敵なマタニティ生活を送りたい!という女性はたくさんいます。そこで今回は、マタニティライフを存分に楽しむためのあれこれをまとめてみました。
- 安心できるのはやっぱり自宅!
妊娠初期から安定期に入るまでの不安定な時期は、出血などのトラブルも多く、できるだけ安静にしていたいものです。また、後期に入るとお腹が張りやすくなったり、出産に備えて準備が必要な時期もあり、やはり外出は避けたい女性も多いですよね。まずは生活の基盤となる自宅で楽しむ方法をまとめてみましょう。
・胎教をする
近年、「胎教」という言葉が流行しています。教育はお腹の中にいるときから始まっているんだとか。クラシック音楽を聞かせたり、絵本の読み聞かせをしたりするなど、ママによって楽しみ方はそれぞれです。お腹の中にいても、赤ちゃんの耳はしっかり聞こえています。ママと赤ちゃんが一緒に楽しめるものを探してみてくださいね!
・オンラインで知識を広げる
妊娠を期に退職したり、長期休暇を取っている人も少なくありません。特に退職となった人の多くは、将来に不安を持っている場合も。何かやっておかないと不安・・・という漠然とした不安がある場合は、妊娠中の時間がある時に、子育てがひと段落した後に役立つ資格の勉強をするのもおすすめです。オンライン教室や通信講座などが普及しているので、妊娠中でも勉強できるものも多いですよ!赤ちゃんが生まれて育児が始まると、なかなか新たな勉強は難しくなります。また、妊娠中の学習は胎教にもなるといわれていますので、ぜひ始めてみてくださいね!
・赤ちゃんの物を手作りする
妊娠中に裁縫を趣味にする人はたくさんいます。初めての赤ちゃんにプレゼントするスタイやガーゼハンカチなどの小物から、ベビーマットなどの大きいものまで、手作りするママは増えていますよ!冬生まれの赤ちゃんなら、編み物もおすすめです。時間がかかるイメージですが、赤ちゃんの靴下なんかはとっても小さいので、すぐに作ることができます。
・お取り寄せグルメを楽しむ
外食ができない、旅行にもなかなか行けないということで、最近はお取り寄せグルメも人気です。スマホやパソコンから簡単に注文ができて、リーズナブルなお値段で満足度も高いですよ!旅行気分を味わってみては?
・お菓子作り
妊娠中は体重管理に苦労する人も多いかもしれませんね。家にいるとついついお菓子をつまんでしまいますが、そんな時はお菓子を手作りしてみてはいかがでしょうか?低カロリーのものや、ボタニカルなど体によさそうなもの、赤ちゃんが大きくなったら一緒に食べられるおやつなど、挑戦してみるのもいいですね。
・マタニティフォトを撮る
マタニティフォトと言えば、スタジオ撮影をイメージする人が多いですが、自宅でも簡単に撮ることができます。妊娠初期のころから同じ場所、同じ服装、同じポーズで撮影して、お腹の成長を記録するのもいいですね。アルバムにしておけば一生の記念になります。
・ビデオやカメラの使い方を勉強
出産を期にビデオやカメラを新調した人も多いのではないでしょうか?最近のカメラは機能が多く、使いきれている人は少ないです。可愛い赤ちゃんのいろんな写真を残すためにも、カメラやビデオの使い方をマスターしてみては?
・映画やドラマを一気見!
映画館に行ったりするのは難しくても、自宅で映画を楽しむことはできます。横になりながらでも楽しめるので、安静指示が出ている妊婦さんでもOKですね。産後は赤ちゃんのお世話に追われてテレビを見る時間も無くなったり、少しでも寝たい・・と思うママも少なくありません。この機会に見たかったドラマや映画を一気見しちゃいましょう!
・漫画や小説を読む
産後はまとまった時間が取れないので、本を読んだりする時間は確実に減ります。また、産後の疲れた体で小さい活字を読むのは、難しい場合も。目が疲れて頭痛につながっては、赤ちゃんのためにもママのためにもよくありません。読書好きなら今の打ちと思ってくださいね!
・マタニティヨガや体操をする
適度に体を動かすと、ストレス発散になります。マタニティヨガのDVDなんかも人気なので、ネットで簡単に購入できますよ!自宅でやるので無理なく、自分のペースで行うことができます。
・日記やブログを書く
マタニティダイアリーは最近流行っているようで、産院から配られることも。また、普段の生活と違って、毎日変化が起きるので、日記やブログにしておくと後から見返した時に懐かしいですよね。SNSなどは世間と繋がることもできますので、ママ友ができるかもしれませんよ!
・アルバムづくり
妊婦健診でもらったエコー写真をアルバムにまとめている人も多いです。赤ちゃんがお腹にいたときの写真ですから、とっても貴重ですよね。子どもが大きくなった時に見せてあげると喜ぶ場合も。
・聴診器で胎児の心音を聞く
妊娠中期以降、特に後期に入ると、市販の聴診器などで簡単に心音を聴くことができます。妊娠初期は胎動もなく不安な時期ですが、心音を見つけるのも難しいので、あまりむやみに使用すると、かえって不安になってしまうので注意しましょう。
- 経過が順調で安定期なら、お出かけも楽しめます
妊娠中通して、特に異常なく妊娠経過が順調であれば、お出かけを楽しむことができます。自宅近くでも外に出れば、少しは気分も晴れますよ!
<お出かけの際の注意事項は?>
・外出前に体調をチェック
お出かけの前には必ず体調チェックを忘れずに。気分がいつもと違ったり、不安がある時は無理をせず、外出途中でも体調に変化があればこまめに休んだり中止しましょう。
・滑りにくい靴を履く
特にお腹が大きくなってくると、バランスを崩して転んだりしやすくなります。歩きやすい靴を選んで、足に負担がないようにしましょう。
・時間に余裕を持って行動する
妊娠中は走ったりすると危ないです。急いで歩いているだけでも、注意力が散漫になっているので誰かとぶつかって転倒する恐れがあります。
・我慢しないでトイレに行くこと
外出先でも水分補給はこまめにし、定期的にトイレ休憩を取りましょう。
・体を冷やさない
妊娠中は特に体が冷えやすいので注意が必要です。カーディガンなどの羽織りものを1枚持参すると安心ですね。
・人ゴミや満員電車は控える
通勤ラッシュの時間帯の電車やバス、また人の多いところは避けましょう。体調が悪くなりやすかったり、人とぶつかって事故につながる恐れもあります。
・たばこの煙には注意する
たばこを吸っている妊婦さんはいないと思いますが、街に出ると副流煙が気になります。喫煙席しかないお店や、たばこを吸う人がいて当たり前の施設などには行かないようにするのが無難ですね。たばこの副流煙には、妊婦さんに良くない有害物質が多く含まれています。
・重いものは持たない
重いものを持つとお腹に力が入ってしまうので、避けるようにしましょう。
<おすすめのお出かけスポット>
・美容室、エステ、ネイルサロン
ホルモンバランスが崩れるので、肌の調子が悪かったりして気分が憂鬱な人も多いです。美容室に行くだけでも気分が上がりますよ!パーマなどは長時間の施術になりますし、薬剤の臭いで気分が悪くなってしまうこともあります。カットとトリートメントくらいに抑えて、ヘッドスパなどに挑戦してみては?また、エステやネイルサロンも非日常を味わえて良いですね!ただし、お店によっては妊婦さんは施術不可の場合もありますし、妊娠後期のジェルネイルは診察の妨げになる場合もあります。事前にお店や病院に確認してからにしましょう。
・近場の温泉やスパでリフレッシュ
妊婦だから無理だと感じてしまいがちですが、実は妊娠中の温泉はOKなんです。昔は禁忌事項として妊娠初期と末期は入浴ができませんでしたが、科学的根拠もなく、胎児に影響を与えることもないと証明されています。ただし、皮膚や粘膜が敏感になる人もいますので、酸性泉や硫黄泉は避けて、刺激の少ない単純泉やアルカリ泉を選ぶようにしましょう。長湯は貧血を起こしやすくなってしまうので、1回の入浴は10分以内が目安です。
・夜景を見る
夜の外出は子どもが生まれるとなかなかできません。旦那さんとの2人の時間を楽しむのもいいですね。
・カフェや雑貨屋さんに行く
店内が狭くこじんまりとした店は、赤ちゃん連れでは入りにくいものです。妊娠中に存分に楽しみましょう。
・コンサートやライブ
好きなアーティストの音楽を聴きに行ったりするのも、なかなかできなくなってしまいます。しかし、大音響やスタンディングのライブは体に負担がかかるかもしれないので、お勧めできません。
・映画館で大人向け映画を楽しむ
産後しばらくは、赤ちゃん連れで映画を楽しむこともできなくなります。また、子どもが大きくなれば、今度は子どもの趣味に合わせた映画を見に行くことに・・・。大人の映画を楽しめるのは、ずっと先になりそうですよ!
・プラネタリウム
満点の星空を眺めるのも素敵ですね。座席がリクライニングになるところもありますので、妊娠中でもゆったり楽しめます。
・水族館
平日の空いている日を狙って行ってみては?大人だけだと、なかなか行かない場所でもあるので、意外な発見があって楽しいです。
・美術館、博物館
静かにしていなければいけない場所なので、赤ちゃん連れには難易度が高い場所です。美しいものを鑑賞することも胎教につながるそうですよ。
・ミュージカルや演劇鑑賞
非日常が味わえるミュージカルや演劇鑑賞は、大人の女性に人気です。長時間座ったままになるので、足を動かしたり体勢を変えたりしてみてください。トイレは我慢せずに行くようにしましょう。
・図書館でゆっくり読書をする
産後は忙しくて読書する時間なんてありません。妊娠中に今まで読めなかった本をたくさん読んでみては?
・習い事やマタニティの教室
自治体が主催しているマタニティ教室に参加すれば、赤ちゃんが生まれる前からママ友ができるかもしれません。悩みを共有したり、情報交換ができるのでおすすめです。マタニティ期しか参加できない教室やイベントもたくさんありますので、積極的に参加してみましょう。また、第一子妊娠中限定の教室なども多いので、要チェックです。
・写真館でマタニティフォト
やっぱり写真はプロに撮ってもらうのが一番きれいです。人生で何度も経験できないかもしれないマタニティの姿を写真に残してみては?写真館ならマタニティフォト専用の衣装などもありますので、撮影を楽しむことができます。
・カラオケ
思いっきり声を出せるカラオケは、ストレス発散に最適です。禁煙の個室を選んで友人や旦那さんと楽しんでみては?上の子が3歳くらいになると、キッズルーム付きのカラオケなどを楽しめる場合もあります。個室になるので何かあったときに対応できるよう、1人では行かないようにしましょう。
・外食、ランチビュッフェ
焼き肉やお好み焼きなどの鉄板焼きは、子連れでは危ないので行きにくいです。また、年齢制限のあるようなハイクラスなレストランも、妊娠中に楽しむのがおすすめですよ!
- 妊娠中に行きたいハイクラスレストラン
・カンテサンス
ミシュランガイドで三ツ星を獲得しているレストランで、2ヶ月先まで予約が埋まっていることも。極上のフレンチレストランですので、夫婦2人で訪れてみては?
・エリオ・ロカンダ・イタリアーナ
1996年にオープンした老舗のイタリアンレストランです。本場のイタリア料理が味わえますよ!
・銀座 飛雁閣
食材、調味料の専門メーカー直営の、誰もが知っている高級上海料理店です。完全禁煙、完全予約制で15歳未満は入店お断り。苦手なものがある場合は事前に相談すれば料理の変更も対応してくれます。
・ロオジエ
銀座にあるミシュラン常連のフレンチの名店。重厚な扉の奥に広がる華麗な空間で、格別なフレンチを味わって。
・RESTAURANT SANT PAU
数少ない高級スペイン料理店です。素材の味を生かした料理は味付けが薄めで、見た目にも楽しい料理を爽やかな空間で堪能できます。
- 旅行は近場や対応できる病院があるところを選んで
最近「マタ旅」が人気ですが、妊娠期間中の旅行は自己責任。何かあっても医師は保証してくれません。とはいえ、経過が順調で安定期であれば、医師も許可してくれることがほとんどです。行くなら移動が2~3時間の近場にし、余裕を持った日程でのスケジュールを組みましょう。
飛行機を利用する場合は、航空会社や週数によって診断書が必要になる場合もあります。全日空の規定では「出産予定日を含めた15日以上28日以内の搭乗は、診断書と同意書の提出が必要で、出産予定日を含めた14日以内の搭乗は、診断書と同意書と医師の同伴が必要」となっています。日本航空、スカイマークエアライン、AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤー、フジドリームエアラインズ、アイベックスエアラインズなどの航空会社は「出産予定日を含めた8日以上28日以内の搭乗は診断書と同意書の提出が必要で、出産予定日を含めた7日以内の搭乗には診断書と同意書と医師の同伴が必要」となっています。
- やってはいけないことは?
・同じ体勢を長時間続ける
読書やDVD鑑賞をしていると、ついつい同じ体勢で何時間も過ごしてしまいます。血流が悪くなって良くないので、1時間に1回くらいは休憩をとりましょう。
・ヒール付きの靴、クロックスなどのサンダルを履く
あまり高いヒールは、転倒の危険がありますので避けた方が良いです。また、クロックスなどのサンダルは、歩きづらくこちらも転倒の危険があります。お腹が大きくなってくると、足元が見えないのでより注意が必要です。
・妊娠初期、後期の旅行
12週までは流産の可能性があり、つわりもありますので旅行には不向きです。妊娠後期や臨月に入ってからも、破水したり陣痛が来たりしたときに旅先での出産となってしまいます。受け入れ先があればまだいいですが、妊婦のたらいまわしに遭う場合も。早産の場合は赤ちゃんがNICUに入ってしまうこともありますので、その病院まで通わなくてはいけないこともあります。
・大音響で激しいライブやコンサート
大好きなアーティストであっても、激しいライブやコンサートは心拍数が上がる原因となり、赤ちゃんには良くありません。
・走る、跳ねるなどの激しい動き
転んだりぶつかったりして思いもよらぬ事故につながることもあります。
- まとめ
妊婦さんでも楽しめる方法はいくつもあります。「妊婦生活、こんなはずじゃなかった」と思う女性も多いかもしれませんが、自宅での楽しみ方もたくさんありますので、「今だけ」と割り切って楽しんでくださいね!
外出する場合は、赤ちゃんや子連れでは行きにくい場所を選ぶのがおすすめです。出産後はなかなか行けなくなってしまうので、妊娠中に楽しんでおきましょう。夫婦2人で過ごす時間もあと少しです。存分に楽しんでみてはいかがでしょうか?