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母乳育児のメリットって何?赤ちゃんは母乳で育てたい!そんなママに知ってほしいこと

投稿日:2017年5月16日 更新日:

出産後すぐに始まる3時間ごとの授乳。母乳をあげるのは、ほとんどのママがチャレンジするのではないでしょうか?

 

・母乳の量が足りていないようで、泣かれてしまい可哀想だから母乳をやめてミルクにしようかと考えている

・母乳で育てるメリットは何?デメリットはあるの?

・母乳で頑張っているけど授乳間隔が短く大変、母乳で頑張る理由が欲しい

 

など、母乳育児に悩んでいるママも多いです。特に、母乳育児には乳腺炎などのリスクはつきもの。トラブルを抱えながら頑張っているママにとって、メリットを知るということはママの背中を押してくれるはず。そこで今回は、母乳育児のメリットをまとめてみました。

 

  • 母乳のメリットは?

・免疫力がアップする

生後10日以内の母乳を初乳と呼び、ラクトフェリンなどの免疫物質や感染症の抗体が多く含まれています。生後3か月までは免疫物質が多量に含まれ、それ以降は減少するといわれています。母体の免疫を赤ちゃんに上げることができるのが、母乳の最大のメリットとも言えますね。

 

・子宮の収縮を促進してくれる

赤ちゃんがおっぱいを吸うときに出る「オキシトシン」というホルモンが、子宮を収縮させ子宮の回復を早めてくれます。

 

・乳がん、子宮がん、卵巣がんのリスクが軽減する

乳がんの発生率は約5%程度低下します。しかし、既に滞在性乳がんが発生している場合は授乳で確実に悪化するといわれていますので、注意が必要ですね。

 

・ダイエットになる

完全母乳なら1日600~800kcalを消費することになり、授乳するだけでも体重を戻す助けになります。逆に授乳期間中は、お腹が空きすぎて食事量が増えるので体重が減らないという人も。

 

・家計に優しい

粉ミルク、哺乳瓶を使用する場合は、消毒用の備品や哺乳瓶など、あらかじめ必要なものを買いそろえる必要があります。粉ミルクも高価なもので、家計を圧迫することは間違いありません。月に10000~15000円ほどの出費となるため、母乳で育てることができればその分家計に優しくなります。

 

・災害時でも安心

災害時には粉ミルクを作るために必要な水、熱源を確保するのが難しい可能性があります。粉ミルクだって十分に手に入るかどうかはわかりません。母乳ならママが元気ならいつでも赤ちゃんに栄養を与えてあげられます。

 

・手間がかからない

母乳育児なら外出時に哺乳瓶、お湯などを持ち歩く必要がなく、荷物を減らすことができます。また、夜中の授乳も布団から出ずにあげることができ、ママの負担も減りますね。

 

・ママと赤ちゃんのスキンシップがとれる

授乳時は母子の体が密着します。赤ちゃんはママとくっつくことで安心感を得て、精神的に安定し心豊かに育つといわれています。ママは赤ちゃんをいとしく思う気持ちが育まれますよ!授乳時に出る「オキシトシン」というホルモンは、気分を安定させ前頭葉機能を改善する作用があり、脳が寝ているときに夜泣きで起こされ寝不足でも耐えられるようになります。

 

・アレルギー、喘息が予防できる

母乳には免疫に役立つlgA(免疫グロブリン)が豊富に含まれているので、アトピーや喘息の予防に効果があるといわれています。

 

・あごの発達が促される

母乳の乳首は、舌による圧迫と絞り動作をしないと飲むことができません。授乳のたびに顔の筋肉を使うことになり、あごの発達が促されます。

 

・将来子どもが肥満になりにくい

母乳にはレプチンという成分が含まれていて、赤ちゃんの体内で脂肪細胞を増やさせないように働きかけてくれます。生後6か月ごろまでは、可能な限り母乳を与えた方が肥満を予防できると考えられているようですね。因果関係ははっきりしていないようですが、母乳で育てられた子どもは7~8歳になったとき、肥満や過体重のリスクが軽減されるそうです。

 

・量をあまり気にせずに与えられる

母乳はミルクとは違い、量を制限せずに与えてもいいといわれています。ミルクの場合は既定の量が決まっていて、それを大きく超える量のミルクは与えることができません。しかし母乳なら、赤ちゃんが泣くたびに与えることができます。

 

・乳幼児突然死症候群のリスクが低くなる

乳幼児突然死症候群とは、原因不明で何の前触れもなく1歳未満の赤ちゃんが死亡する症状です。原因は不明で治療や予防策も明らかになっていません。母乳で育った赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育った赤ちゃんと比べて、乳幼児突然死症候群の発症率が低いと報告されています。厚生労働省では、予防策として母乳育児を推奨していますので、母乳で育てたいというママは多いですね。

 

・母乳で育った赤ちゃんは味覚が育ちやすい

母乳は血液から作られるので、ママがどんな栄養をとったかにより味が少し変わります。ママが食べたものの情報を伝えるニオイ物質が含まれるためで、味覚が育ち離乳食に移行しやすくなりますよ!赤ちゃんの成長に伴って、母乳の成分も変わるので、赤ちゃんにとっては最高の栄養ですね。

 

・赤ちゃんが消化吸収しやすい

母乳は半消化状態なので、赤ちゃんの未熟な腸にも優しく消化が良いものです。一度の授乳でも、あげ始めは薄くだんだん濃くなり、内臓への負担がかからないようになっています。

 

・生活リズムを整えられる

生後3~4ヶ月までの赤ちゃんは、昼夜の区別がついていません。睡眠ホルモンである「メラトニン」を作る能力が未熟なので、深い睡眠を維持できないためです。夜間の授乳でママからメラトニンを与えることができるので、深い睡眠が得られて、昼夜のリズムを整えることができます。

 

  • 母乳のデメリット

・飲んでいる量がわからない

母乳の場合は、赤ちゃんが飲んでいる量がはっきりわかりません。授乳量が足りているかどうか不安に思うママは多いようですね。機嫌がよく、体重の増えも順調なら問題はありません。心配な時は、スケールをレンタルすることで授乳前と授乳後の体重を比べることで、飲んだ量を量ることができます。

 

・授乳間隔が短い

母乳は消化が良いので、ミルクよりも授乳間隔が短くなります。授乳回数は多い人で1日に12回を超えることも。

 

・他人に預けられない

母乳はママにしかあげることができないので、人に預けることができません。搾乳しておけば哺乳瓶で与えることも可能ですが、普段は直母で授乳している赤ちゃんの場合、哺乳瓶を拒否して飲んでくれない可能性もあります。

 

・ビタミンD含有量が少ないので不足する可能性がある

ビタミンDは骨を形成するのに必要な栄養素です。不足すると背の伸びが悪くなったり、手や足の関節の変形、運動発達の遅れなど「ビタミンD欠乏症(くる病)」を引き起こす原因となります。大人は食べ物から摂取したり、皮膚に紫外線を受けて体内で合成したりすることができますが、生まれたばかりの赤ちゃんにはそれができません。赤ちゃんは胎内でビタミンDを蓄えているので、母乳でもすぐに不足することはありません。母乳はママの栄養素が色濃く出ますので、ビタミンDを含む食材をたくさん食べるようにしましょう。また、生後1ヶ月を過ぎたら外気浴や短い散歩などをして、適度に紫外線を浴びることも重要です。

 

・乳頭や乳房トラブルが起きることがある

乳首が傷付いて痛くなったり、乳口や乳管がつまって乳腺炎になってしまうこともあります。詰まりやすくなる食べ物を避けたり、マッサージをするなどの対策が必要なので、ミルクをあげるよりも食生活等に気を遣わなければいけません。

 

  • やってはいけないことは?

・母乳だけで育てようと頑張りすぎる

母乳育児はメリットがたくさんありますが、「母乳だけで頑張ろう!」と頑張りすぎるのは良くありません。頑張りすぎはプレッシャーになってしまったり、ストレスになって母乳の出が悪くなることも。どうしてもつらい時は、ミルクの手を借りても大丈夫!ちょっとミルクをあげたからと言って、赤ちゃんの健康に支障はありませんよ。

 

・母乳のために食事を過度に制限したり、我慢したりする

質の良い母乳をあげたいというママは多いですが、そのために食事を制限しすぎるのはよくありません。ストレスの原因になってしまいます。アルコールやカフェイン以外なら、過度に気を付ける必要もありませんよ!とはいえ、食べ物で乳腺炎になりやすい人は、食生活に気を付ける必要がありそうです。

 

・家事も育児も完璧にこなそうとする

毎晩の授乳で寝られず、栄養を与え続けているママの体は、思っているよりも疲れています。眠くなったらきちんと眠り、休息をとることも大切です。

 

  • まとめ

母乳育児にはたくさんのメリットがあることがわかりましたね。母乳で育てたいというママが多いのも納得できます。赤ちゃんにとってだけではなく、ママにとっても良いことがたくさんありますね!

 

一方で、生まれたばかりの赤ちゃんは吸う力が弱かったり、うまく吸うことができないので、母乳育児が軌道に乗るまでに時間がかかる場合も少なくありません。最初から母乳オンリーで育てようと意気込むのではなく、少しずつ母乳にシフトしていく気持ちで、夜間を中心に直接吸わせることにチャレンジしてみましょう。メリットだけではないので、母乳育児が辛くなることがあるかもしれませんが、そんな時にはここに挙げた母乳育児の良さや嬉しさが続ける力や励ましになりますように。

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